リトルバスターズ!~Refrain~ 第13話「リトルバスターズ」
Refrain編、終わり。
とても気持ちの良いハッピーエンド。どうか、彼らの未来に幸多からんことを。
理樹と鈴とはバスのところまで戻ってきた。みんなを助けるために。その中でふと、思い出したように触れられる理樹のナルコレプシー。幼い頃にあった悲しいことが原因で云々。お前は一体何を言っているんだ。ナルコレプシーってそういうものでしたっけ。
などと、初っ端の展開にわけが分からないけれど、その後の展開には特に言うことはございません。良い意味で。理樹たちの健闘によって事故に巻き込まれた者たちは皆助かった、めでたしめでたし。本当に良かったと思いますよ。最後に恭介を動かしたところで爆発オチ→CM挟んで画面が切り替わったら時間が跳んでいる→恭介を除いて全員無事で恭介だけ安否が気遣われている→恭介復活「修学旅行へ」、この流れがどこをとってもベタだがこれは良いベタ。むしろやり切らなかったら苦情が出るレベル。
強いて言うならモブがやたら多いとか(事故は一台だよな)、そのモブの唯の一人として死ななかったとかいった点に違和感を覚えなくもないけど、大した問題ではない。死人が生き返ったわけでも、どう考えても絶対に全員助けることは出来ないと言っておきながら結局全員助かるみたいな力業があったわけでもない。先述のような現実的に考えたら不自然な程度のことは枝葉末節と受け流し、各人の頑張りが引き寄せた最高のハッピーエンドを気持ちよく受け入れるべきだと思いますね。
思ったより言うことが無かったなぁ。シリーズ全体に対して思うこと。繰り返される時間というモチーフの扱い方が結構好きですね。時間の繰り返しというのは、同じことが何度も起きる中でそうならないようにするにはどうすれば良いかを試みる檻のように捉えられるか、先に進むことを拒んで一つところにとどまりたがる引き篭もりの意味と捉えられるか、この二つのいずれかが専らなんですよね。ところがこの作品のメイントリックとしての繰り返しはこのどちらとも言い難い。どうも強制的に同じようなことが起きていたわけではないようだし、理樹たちは生き残るだろうが強くなってくれなけば未来は無いと思えばこそやっていたという真相からはいわば先に進むための助走期間という印象が抱かれ進むことを拒んだ引き篭もりとは全く逆である。
特に後者が重要だ。繰り返される楽しい時間は終わり過酷な現実へ、みたいな印象も最後に少しはあったけれど全体としては最初から最後まで、その繰り返された時間は決して無駄ではなかった、というのが強くある。何度とない繰り返しでの経験こそが人を強くしていき最終的には素晴らしい結末を呼ぶと、とても肯定的に描かれている。そういう側面がある、程度の作品ならいくらか知っているが、ここまで前面に押し出した作品は寡聞にして知らない。とても新鮮なアトモスフィアがありました。結末はやり切った感じもするし実に良い作品だったと思います。
とても気持ちの良いハッピーエンド。どうか、彼らの未来に幸多からんことを。
理樹と鈴とはバスのところまで戻ってきた。みんなを助けるために。その中でふと、思い出したように触れられる理樹のナルコレプシー。幼い頃にあった悲しいことが原因で云々。お前は一体何を言っているんだ。ナルコレプシーってそういうものでしたっけ。
などと、初っ端の展開にわけが分からないけれど、その後の展開には特に言うことはございません。良い意味で。理樹たちの健闘によって事故に巻き込まれた者たちは皆助かった、めでたしめでたし。本当に良かったと思いますよ。最後に恭介を動かしたところで爆発オチ→CM挟んで画面が切り替わったら時間が跳んでいる→恭介を除いて全員無事で恭介だけ安否が気遣われている→恭介復活「修学旅行へ」、この流れがどこをとってもベタだがこれは良いベタ。むしろやり切らなかったら苦情が出るレベル。
強いて言うならモブがやたら多いとか(事故は一台だよな)、そのモブの唯の一人として死ななかったとかいった点に違和感を覚えなくもないけど、大した問題ではない。死人が生き返ったわけでも、どう考えても絶対に全員助けることは出来ないと言っておきながら結局全員助かるみたいな力業があったわけでもない。先述のような現実的に考えたら不自然な程度のことは枝葉末節と受け流し、各人の頑張りが引き寄せた最高のハッピーエンドを気持ちよく受け入れるべきだと思いますね。
思ったより言うことが無かったなぁ。シリーズ全体に対して思うこと。繰り返される時間というモチーフの扱い方が結構好きですね。時間の繰り返しというのは、同じことが何度も起きる中でそうならないようにするにはどうすれば良いかを試みる檻のように捉えられるか、先に進むことを拒んで一つところにとどまりたがる引き篭もりの意味と捉えられるか、この二つのいずれかが専らなんですよね。ところがこの作品のメイントリックとしての繰り返しはこのどちらとも言い難い。どうも強制的に同じようなことが起きていたわけではないようだし、理樹たちは生き残るだろうが強くなってくれなけば未来は無いと思えばこそやっていたという真相からはいわば先に進むための助走期間という印象が抱かれ進むことを拒んだ引き篭もりとは全く逆である。
特に後者が重要だ。繰り返される楽しい時間は終わり過酷な現実へ、みたいな印象も最後に少しはあったけれど全体としては最初から最後まで、その繰り返された時間は決して無駄ではなかった、というのが強くある。何度とない繰り返しでの経験こそが人を強くしていき最終的には素晴らしい結末を呼ぶと、とても肯定的に描かれている。そういう側面がある、程度の作品ならいくらか知っているが、ここまで前面に押し出した作品は寡聞にして知らない。とても新鮮なアトモスフィアがありました。結末はやり切った感じもするし実に良い作品だったと思います。
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リトルバスターズ!~Refrain~ 第13話「リトルバスターズ」
失う悲しみより、出会う喜びのほうが強いんだ!
もう一度みなに会いたいと願い、理樹は現実に抗う…。
その果てにようやくたどり着いたエンディングへ。
3クールに渡って描かれたこの作品もついに完結です。
理樹と鈴は良く頑張りましたね!
アニメ感想 リトルバスターズ!~Refrain~ 第13話「リトルバスターズ」
これから始まる希望という名の未来を
リトバス Rf 第13話「リトルバスターズ」
仲間たちの思いを手に、彼らはここへやってきた。
過酷な現実を乗り越えるために。
そして、その力をくれた仲間たちを救い、またともに笑い、一緒に前へ進むために。
できるだろうか。乗り越えられるだろうか。
ふとそんな思いが彼らの頭をよぎる。でも、そこで諦めることは無いだろう。彼らが越えてきた道のりは、その先を保証するぐらい過酷なものだったのだから。...
リトルバスターズ!~Refrain~第13話
感想はこちら→http://nizigen-world-observatory.hatenablog.jp/entry/2014/01/08/205235
―あらすじ―
幼い頃、絶望の淵にいた直枝理樹は4人の少年少女と出会った。
あれから数年、理樹はリトルバスターズのメンバーとして騒がしくも楽しい日々を過ごしている。
こんな時間がずっと続けばいい。それだけを願っていた。
...
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友(とも)の涙」―第13話「リトルバスターズ」
時間が取れなかったりなんだりで今月に入ってからずっと感想書けないでいたら、いつの間にか年末で最終回を迎えることになってしまいました(苦笑)。1期からの長い間、スタッフの皆さんは本当にお疲れさまでした。ザックリとですが、これまでの分をまとめて総括ということで・・・ 9話「親友(とも)の涙」 あらすじ 真人の次は謙吾を仲間にする番だった。 だが謙吾は何かを知っている様...
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こんばんは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の総責任者のピッコロでございます。いつもお世話になっております。記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。遅くなりましたが、アニメ評価企画21回目の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございますのでよろしければご覧になって下さいませ。
評価企画21の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-7321.html
そして今回も「今期終了アニメ(9月終了アニメ)を評価してみないかい?22」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。
なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-7274.html
なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、2014年1月24日(金)21時半から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聞いて頂けると嬉しいです。最終的な締め切りは2014年1月末までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
そして本日12月31日(火)22時より「年末スペシャル」と題しましてネットラジオを放送いたします。評価企画のデータを基に今年一年のベストアニメを発表!また今年の重大アニメニュースを振り返る予定です。お時間の都合がありました気軽に遊びに来て下さいませ。興味がおありでしたらこちらをご覧下さい↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-7325.html
宣伝大変失礼致しました。どうか来年も変わりないお付き合いをよろしくお願いいたします。
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。遅くなりましたが、アニメ評価企画21回目の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございますのでよろしければご覧になって下さいませ。
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なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、2014年1月24日(金)21時半から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聞いて頂けると嬉しいです。最終的な締め切りは2014年1月末までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
そして本日12月31日(火)22時より「年末スペシャル」と題しましてネットラジオを放送いたします。評価企画のデータを基に今年一年のベストアニメを発表!また今年の重大アニメニュースを振り返る予定です。お時間の都合がありました気軽に遊びに来て下さいませ。興味がおありでしたらこちらをご覧下さい↓
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