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<物語>シリーズ セカンドシーズン 第26話「第恋話 ひたぎエンド其ノ陸」

貝木の結末。

しかし、それは怪奇の結末ではない、衝撃の幕切れ。


前回の続き。いよいよ千石を騙すときがきた。けれど、貝木の騙りは千石には通じなかった。それは千石が貝木の嘘偽りを見破っていることを意味しない。羽川は言った。千石の世界は徹底的に閉じている、相手にされていない、と。千石にとっては自分が考えていることこそが全てであり、周りとはコミュニケーションが成り立っていないのだ。だから騙されない。そもそも千石が最初に言ったではないか。暦お兄ちゃんはわけの分からないことばかり言う、と。それはつまりこういうことだったのだ。それなりに筋が通っていても千石にとっては都合が悪いのならわけが分からないことと流される。

尤も、自分の考えを中心にして不都合なことなど聞きたくないというのは誰もが多かれ少なかれ持っていそうな部分ではある。千石はそれが過ぎるだけ、みたいに言えないこともない。それも元々そういう性格だったとはいえ決してそこまでおかしかったわけではなく扇が介入したから、という気がする。

いずれにせよ、回りから可愛い可愛いと持て囃されたばかりの馬鹿なのは確かだが、同時に誰の何も信じておらず自分の中だけで完結している、というのが千石の本質である。そして、これこそが『囮』の真相がどういうことだったのか客観的に見たものである。そういう意味で本エピソードは間違いなく『囮』の解決編というか解答編である。


貝木の持ち出した最後の話題は、開かずのクローゼットの中身。それは千石自作の漫画であり、そこから上手く千石を誘導するのに成功するわけだが、一見すると千石に漫画を描くという趣味が隠されていたのは唐突に思える。実際明瞭な伏線は無い。しかし、冷静に考えると千石は、常に周りをまともに相手にせず自分の脳内世界に引き篭もってものを見てきた人物である。漫画という物語を作るのは実に相応しいのではあるまいか。まぁ、私もこのアニメを見てようやく思いついた解釈なんですけどね。原作をリアルタイムで読んだときは純粋に唐突だと思った。


ことが大方終わってからようやく出てくる阿良々木くん。『猫(白)』同様登場がやたら遅いが、羽川視点ということもあってヒーローっぽく見えたし実際おいしい仕事もあったあのときと違って、今回は本当に何の役にも立っていない。仮にもシリーズ全体の主人公が全く出番が無いなんておかしいから、みたいな雰囲気が漂っている。

かくして主要人物も大方出つつ事件も終わった、かに見えたが話はこれで終わりではなかった。貝木がかつて詐欺を働いた無数の中学生のうちの一人に彼は倒される、という劇的幕切れ。インガオホー。更に、その中学生は尋常ではない様子で、扇の名を口にまでしたのだ。このことは示唆に富んでいる。中学生の異常さは明らかに扇に操られたが故だ。扇には人間の認識や思考を操る能力がある。そして、ここで襲撃をかけたということは一連の事件の裏ではずっと扇が暗躍してのだと思われる。謎の尾行はおそらくその一環だ。よしんば仮に、扇が全ての黒幕ではないのだとしても、扇が黒幕と関係あるのはほぼなのは間違いないと見て良いだろう。黒幕が何を企んでおり、何故貝木を排除しようとしたのかは今のところ不明であるが。

ところで、本当のことを言うと貝木はまだ死んでないっぽいんですけどね。そもそも未来から過去を振り返るように始まってるわけですし。
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