境界の彼方 第１２話「灰色の世界」

最後まで三流の筋書きだったな。

何故、そこで安易な奇跡に頼るかね。最大限の譲歩をしても、一瞬声を聞いたような気がしたとか、一瞬姿を見かけた気がしたとか、生きているのではないかと思える体験をしたがしかし後にはそんな証拠はどこにもなかった、みたいな風情にするものだろう。安易に生き返らせるなと何度言わせる。

先ず、真っ先にそれが言いたかったが、他の部分も実際ひどい。藤真弥勒や名瀬姉が妖夢を体内に飼っているという意外性を狙ってるだけで何の意味も無い（伏線も無ければ、ここでそれを言う脈絡も無い）情報や、逆にもったいぶるだけもったいぶって何の解決も無い神原母の謎めかした扱いなど、話をきれいに纏めようという気持ちが微塵も感じられない。本当にひどい終わり方だ。良いと思えることが何も無い。

以上です。