大海原の小さな光

レジーナは、三種の神器の一つを手に入れた今こそ人間界攻撃のときとキングジコチューから命じられるも、まだまだ人間たちの心を弱らせてからだと進言した。そして今日も今日とて今までとあまり変わらないレジーナの作戦が始まる。時同じくして、プリキュアたちはレジーナにもきっと愛が通じると信じ、愛を伝える手段として真琴の歌を利用しようとしていた。さも当然のように歌が重要なツールであるかのように言い出しましたが、この作品における歌はメンバーの一人がアイドルであるという程度のかかわりしかありません。しかもそのアイドルという性質もここしばらく全く話に活かされていなかった。なんと強引な展開。

そもそも作中人物の立場で何故歌が有効だと思ったのか。思いを込めて歌う、なんてそれこそ相手が聞く耳もっていなければお話にもなるまいに。本当に何から何まで強引だな、今回の展開。


レジーナのキングジコチューに対する態度はまさしく愛があればこそのものと思えるから、愛を伝えようとすることを止めないというのがマナの立場。なるほど、断じてレジーナを敵と見ないのはそういうことか。分かるような分からないような理由だな。双方とも愛があれば分かり合えるという理屈が怪しいし、そもそも細かいこと知る前からレジーナに対しては過干渉だった気がしないでもないんだけど。


今回のジコチュー。真琴のCDがたくさん売れれば良いと考えるプロデューサーの欲望から、レジーナによって作り出された。デザインはCD、行動原理もCD、あらゆる全てがCD。いっそ清々しい。新必殺技のお披露目として倒された敵だが、こいつ自身は元からそこまで強くなかった。あ、新必殺技についてはノーコメント。

槍を手に入れられたことからジコチューではないのではという疑惑。キングジコチューに対する態度は紛れも無く愛なのではないかというマナの推察。レジーナに関するネタが色々出てまいりました。正直、わりと今更な感は拭えないけど、最低限ネタを振って話を作ろうという態度は一応認める。