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境界の彼方 第7話「曇色」

復讐者、桜。

あぁ、そういえばいましたね、こんな人。


前回があまりにあんまりな内容だったので今回は内容に全く期待していなかったのだが、普通に真面目に始まったので出鼻をくじかれる。そしてそのまま大体において真面目なノリで進んで真面目に終わる。どうやら前回のギャグめいたお話は完全に無かったことにするつもりのようですね。それ自体は大いに結構なのですが、だったら前回はソフトにだけ収録される外伝第5.5話みたいなのではダメだったんですかね。


本編は、伊波桜とかいう虚ろな影騒動の際いつの間にか現れていつの間にか去っていた人のお話。彼女は栗山へを殺すためにやって来たのだという。妖夢を殺すほどに強くなるという奇妙な武器を携えて。私はなんというかですね、復讐を狙ってる人に対して、そんなことをしても死人は蘇らないとか、得るものは何も無いぞとか、そんなまるで心に響いてこない、ずれまくった説得をするような話は嫌いなんですよね。この話はそういう面が比較的薄くて良かったです。

いや、話としてはお世辞にも褒められたものではないけどね。たとえば最後の方の流れ。そんなものを力の無い者が使っていたら食われるぞ、みたいなことを現場とは全く無関係のところで話していた直後に実際そのような現象が起こる。それはまだある種の演出としていいが、その武器に襲われる現象は栗山が力ずくでアッサリ解決でき、そのくせ全てが終わった後元凶がその場に武器を拾いにくる即ち武器そのものはその場に捨て置かれていた。つっこみどころがありすぎる展開だ。それ力ずくで倒せるのかとか、どうして武器を捨ててきたんだとか。


ところで、伊波桜が持ってきた武器。アレは本当に武器が強くなればなるほどに派手な消耗をするようになる、という性質だったのだろうか。実は妖夢にだけダメージを与える妖夢殺しの武器で、神原は純粋ではないが妖夢であるが故にダメージを受けたのだ、みたいなオチが付くのではないかと思ったがこれといって何も無いまま終わってしまったな。


今回、伊波桜と出会ってこれを保護するくだりを除けば神原が話と殆ど絡んでいない。徹頭徹尾伊波桜の話であり、その性質上彼女と栗山とだけでほぼ話が済んでしまっている。なんか、回数を重ねるごとに神原がいらなくなってきている気がする。まったく、使えないなぁ、このヒーロー。
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