大海原の小さな光

幕を開けるセカンドシーズン第五（←数え間違いにあらず）の怪異譚『鬼』。それは意外と言うべきか、妥当と言うべきか、『傾』終了直後から始まる。タイムトラベルから戻り、再び八九寺と他愛もない会話劇が繰り広げられる、と思ったら突如として現われた、怪異とも付かぬ正体不明の現象の正体とは。

先にネタを割っておくと、『傾』がタイトルに反して八九寺が殆ど話と関係なく専ら忍との関係に特化した内容であるのと同じように、今回はタイトルに反して八九寺の役割が大きい。斧乃木余接も存在感を増してきて、彼女たち見た目は幼い三人とのやり取りこそがこのエピソードの真のメインです。原作者もあとがきでそう言っている。


謎の現象、くらやみ、はさしものシャフトでもアレぐらいの表現が限界か。それにかかわる話を忍がすることになったわけだが、原作を知ってるとなんだかなぁ。本来ならば忍、というかキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを語る上で欠かすことの出来ない『傷物』が映像作品では完全に無視されてしまったため、この展開かなり無理が生じてるんだよなぁ。


困ったな。もう書くことがない。