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戦姫絶唱シンフォギアG 第11話「ディスティニーアーク」

こういう配置になったか。

主要人物を特に脈絡の無い変化が襲う。


クリスの唐突な裏切り。翼を後ろから撃ったクリスはそれを証拠として敵についてしまった。だがその攻撃がことごとく急所を外していたりするあたり、彼女はどうやら組織を内側から潰す、トロイの木馬めいたことをやりたいようだ。今この状況からそうすることにどの程度の意味があるのかは甚だ疑問だけれど。

一方、残された者たち。翼は受けた攻撃が急所を外れていて無事。未来は作戦が上手く行ったようで、無事神獣鏡が解除された。響は、神獣鏡の攻撃を受けた影響かガングニールの浸食が止まりました。て、ちょっと待て。私もそういう展開を考えなかったわけではない。聖遺物に対するアンチ能力なのだから、それを聖遺物そのものと同化している響が受ければ、なんてことはすぐ考えた。だが、それを実際やるかどうかは話が別だ。変身して戦う、それだけで文字通り命を削っている、その緊張感が一気に雲散霧消してしまった。ここまで盛り上げた話題のオチとしてはあまりに安易で肩透かしの感がひどいではないか。

とはいえ、それによってガングニールが失われたため、一応別の意味で緊張感は出ているが。クリスの唐突な裏切りと重なり戦力が事実上翼一人になってしまった。この戦力差を埋めるため、捕まえていた調を利用することにした、という流れは上手いなと思う。響を偽善者と罵るような人生観の違いついては有耶無耶になってしまった気もするけれど。


兎にも角にもこうして、翼対クリス、切歌対調という元同胞同士の勝負が二セット展開されることになったのであった。そう来たかって感じ。元々シンフォギア装者が一気に増えて三人対三人の配置になってた割には、戦力に差があり過ぎるし、人間関係もやけに偏ってるし、と妙に不自然だと思ってたんですが、なるほどこういう展開になるのなら結構納得だ。


そして後ろではウェル博士が笑う。フロンティアを我が物とし、月の落下を早めながら、自らが英雄になると豪語する。今回も順調にボスっぽくなってますねぇ。それは良いんですが、またしてもキャラがぶれているような。ここ数回は人間心理にたくみに付け入るような狡猾さがあったのに、今回はひたすら自分の欲望に歯止めが利かなくなっているようでそういった賢そうな要素が薄め。マリアではフロンティアを使えなくしていた抜け目のなさや、その後マリアを嘲笑うところがそうと言えなくもないが。
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