大海原の小さな光

相変わらず体調が悪いコヨミをソラが狙ったり、それを笛木が阻んで、そのまま彼がコヨミを連れて行ったり。丁寧なんじゃなくて、ただ間延びしてるだけのような話が続きます。ソラや笛木が不自然にもったいぶった言い回ししかしなかったり、まともに質問に答えなかったりのにそれがよく現れている。いっそのこと、始まってすぐに出てきた今回のファントムがそのまますぐ爆発四散してくれたり（最近の『ドキドキ!プリキュア』ではよくやってる）、グレムリンが笛木の攻撃で爆発四散してくれたら、少しは話にメリハリがつくのだが。

最初に戦っ以降今回のファントム、ゲート関連の話と晴人の話とが全く独立してるのも不自然さを上げている。お約束のシーンだからと無理矢理ファントムの登場シーンをねじ込んでるみたいで。更に言うなら、ゲートの避難誘導の途中でゲートが物を落とすシーンのわざとらしさがひどい。おいおい、大抵の場合お気に入りの品を壊されて絶望するのに、思いっきり私物を落としたのを無視して避難誘導ができたと悦に入ってる助手（笑）は何なの。馬鹿だ馬鹿と思ってたけど並の馬鹿じゃないぞ、これは。


言いたくはないが、次回作が一呼吸遅れて始まることに急遽決まったんで、そこまで尺を稼いでる感がありありとする。あぁ、早く見られないかなぁ、虚淵玄がシナリオを書くとうわさの次回作。


今回のファントム、アラクネ。地面に沈んで姿を消す、という面白い能力を持っている。でも、開始時点でいきなり魔法使い側が全戦力を出したのに生き延びられたのは話の都合としか思えない。あと、こいつもゲートへの対応が適当すぎる。また「死の恐怖」から始めて道具壊すパターンかよ。何度目だよ、これ。