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<物語>シリーズ セカンドシーズン 第4話「第懇話 つばさタイガー其ノ肆」

逃げずに戦えと人は言うけれど。

三十六計逃げるにしかず、と昔の人は言いましたよね。


前回の最後からブラック羽川のままで色々あったようですが、それはきれいに無視して阿良々木家で眼を覚ました羽川、彼女が登校しようとする際に、阿良々木母から贈られた言葉のあたりこそ私が期待していたところである。そして見事期待に応えてくれたと言って良い。

「逃げていいんだけれど、目を逸らしているだけじゃ、逃げたことにはならない」まことに含蓄がある言葉である。最近世の中には、逃げてるだけでは何も解決しない、なんてしたり顔で言う奴も多いがよく考えてみていただきたい。逃げるということは、そこにある問題に対して何かしようとしているということに他ならない。いったん逃げて状況を立て直すことで問題を解決できるようになることもあるだろうし、そもそも問題に真っ向から挑む必要はないと気付くこともあるだろう。だがしかしその場でこれといった行動も起こさないまま、目を逸らしたり目を瞑ってるだけだったら、これこそ問題が解決するはずもない。逃げは手段として必要なのです。

私はこの『猫(白)』原作を読んでからごく間もない時期に一本の劇場映画を見た。そこでも逃げることを最悪とはしない会話が見られた。そのとき私はこれを天啓だと思った。そして固く誓ったのだ、二度と「逃げる」という言葉を軽々しくは使うまい、と。逃げるとはそこにある問題を認めた上でそれに対するとは別の道を行こうとしているというようなときにこそ贈られる言葉であり、問題を見もせず有意義なことを何もしていないようなときに言うべきではないのだ。私はそう思うようになった。

かように、私の価値観を決定付けた個人的にとても思い出深い件です。アニメとしても印象的に作られ、阿良々木母が実際ただ者ではない人と思えるようになっている。実に良かった。


とまぁ、ここまで言いましたけど、羽川の異常さのほうが削られてるんで少々片手落ちである。羽川は自分にとって都合の悪いことを心中から切り離せる、言い換えるなら物事から目を逸らせる、という特異な能力を持っている。トラウマに悩むことも後悔に苛まれることもなく、それらを忘れてしまう。そうして切り離されたストレスからブラック羽川は生まれ、嫉妬から苛虎は生まれた。というのが結論。

私としてのは上述の阿良々木母の台詞が見られて満足ではあるが、話の流れとしてはこの、羽川が自分のことから目を逸らし続けてきた、というのに繋がってくるわけで。これの説明が削られてるのは少々残念ですね。


新手の怪異関係者二人。エピソード、臥煙伊豆湖。エピソードは、未だ映像になっていない『傷物』を初出とする人物だが『猫(白)』における出番はこれだけなので、実のところ特に困ることはありません。大体ですね、過去に出会ったことがあるという設定で初登場する人(昔の恩師とか、幼馴染とか)という展開そのものはまるで気にしないくせに、それを描く作品が実在していると知ると急に、他の作品を知らないと分からないとはひどい構造だとか何とか怒り出すのは最近のオタクの悪いくせだ。

臥煙先輩の方は、以前『偽物』の最後で影縫さんが言ってた大学時代の忍野たちの先輩である。満を持して登場といった感じだ。忍野や貝木と付き合えるだけのことはある、非常に不可解な人ですね。何でも知ってるが口癖で、実際割と本気でなんでも知っている。そして神原の縁者、色々詰め込みすぎだろ。


次回、『猫(白)』最終回。これの終わり方というか終わりの直前は『物語』シリーズの中でも屈指の感動もの。それと阿良々木母と、この二点こそが本作を傑作たらしめているといってもよい。ここまで私が期待したところにはずれはなかったので次回にも期待が高まる。まぁ、今回羽川についての設定が少々欠けていたせいでその期待も少し揺らいでいるが。
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逃げるは考えて行動することで、目をそらす目をつぶるはその場をしのぐこと。その差は大きいです。
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