大海原の小さな光

十大獣電竜の九番目が現れる。それを察したカオスは強力な戦士を蘇らせ差し向けた。その者たちは、恐竜絶滅の原因となった三人の怪人、通称ゼツメイツ。お前らかよ。ナガレボーシ以外序盤のかませ犬だったじゃないか。再生怪人は弱いもの、という知ったようなメタ意見をおいといても全く信用できない顔ぶれである。

しかし、そういった常識的推論に反して彼らはがんばった。何故か戦隊パロディ風に登場したのを皮切りに、戦隊パロディ風の合体必殺技を繰り出し、その他見事な連携で意外と戦隊を苦しめる。更に、まだ武装も整っていなかったはずの第１話でアッサリ倒されたヒョーガッキですら中々死なない耐久力を見せる。これはアレですかね。デーボス様復活が近づくと軍団構成員は能力が上がってくる、という例の作用かな。そうとでも思わないと納得が難しいのだが。

最終的にナガレボーシのみが死に、ウイルスン、ヒョーガッキは未だ健在。この話題、まだ引っ張るのかよ。本当に、ビックリするぐらい無駄にしぶとい。


なお、今回の本題であった筈の、十大獣電竜の九番目及びその関係者は、内輪ネタというかとにかくギャグのノリがひどすぎてさすがにちょっと引いた。道具のシステムボイスには実はモデルになった人がいた、というアイディア自体は良かったんだが。


多少変な展開はあったが十大獣電竜プレズオンはキョウリュウジャーの手に渡った。カオスの作戦はそれを阻むためだった筈だが、しかし真の狙いは別にあったようで。こういうノリは良いですね。いやでも次回に期待してしまう。