大海原の小さな光

新たに出てきたプリキュア、キュアエース。その存在は妖精たちですら知らなかった。マナたちの前に普通に変身前の姿で現れてもいたが、それは全く普通の少女。本気で特に伏線も無い新手の人なのでしょうか。だとしたらなんと台無しな。今までの『プリキュア』シリーズに突然出てきた奴が追加戦士ということは一度も無かったのに。まぁ、今まで無かったからといって、未来永劫無いという保障ではないし。たまにはいいけど。

問題はそこではなくて。真琴やダビィですら知らなかったくせに先輩風のプリキュアって今までどこで何をしてたって話ですよね。トランプ王国は滅びソードが最後のプリキュアになったから、新たな戦士を探さなければ、という話だったはずなのだが。

それもこれも正体が中途半端にぼかされているのが悪い。ひょっとしたら本当は部外者ではないかもしれないし、そうでなくても正体が分かれば唐突な登場にも理屈が付くかもしれないし。今後に期待だ（投げやり）。


それはそれとして。エースにアッサリ倒され幹部たちに連れて行かれたレジーナのことで失意のマナが再び立ち上がるストーリー、これはこれで問題だな。なんか、エースに説教されたらいきなり立ち上がったという風に見える。もう少しエースの行動や言葉に反発を覚えたり、失うかもしれない大切なものとは何か考えるようなためが欲しかったですね。


今回のジコチュー。新手の幹部、グーラ、リーヴァが登場。既に世界を幾つか滅ぼしているらしい。これでまたすこしジコチューという組織が凄そうになりました。まぁ、凄そうなだけなんだが。プリキュアたちとの戦いとなると途端に他の連中と大差なくなるし。

今回の怪人は彼らによって、真琴のサインを求めるファンから作られた。人間を汚して魚拓を作るという、正直、能力そのものは凄いんだか凄くないんだか微妙な代物だったが、複数人で戦ったことによって意外な強さを見せた感じ。