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断裁分離のクライムエッジ 第13話「グレイランド・イズインザハウス」

ひどく肩透かしな終わり方だ。

バトル路線で曖昧な決着になるのは仕方ないにしても、恋愛方面はもう少し区切りを良くして欲しかった。


先ずは前回からの続きで、エミリーとの決着。とはいえ、エミリーは既に十分追い詰められ心も折れていたので、改めて決着とか言うほどのものでもない。残された問題は、暴れる切を止めること。結果、祝が説得しようとしても全く効果が無く、打つ手なしかと思われたが祝の髪を乱暴に切って勝手に止まりました。

まぁ、この番組にヒロインの説得を聞いて奇跡的に眼を覚ますとか、周りで死人が出た反動で嫌な気分と共に正気に返るとか、そんな陳腐な展開は全く期待していませんし、そもそもこの作品は髪に異様なこだわる作品なのだからこの展開は今までのものを踏まえた妥当なものです。ただ、逆に十分予想できる妥当すぎな展開のために随分無駄に尺を使った気がしてなりません。


話は終わって、全てを理解した祝とエミリーとの和解。ここに尺を割いてあるのは正解だと思います。エミリーは、祝の父親の心情を知り、それについて或いはそれ以外についても祝と語り合い、ついには女王を殺す目標も捨てた。中々良い展開でした。問題の父親があまりにも普通にいい人過ぎて、どうしてあんな悪そうな声だったのか全く分からなくなったのが問題なぐらいだ。

しかし、クライムエッジの真の能力がトラウマになってるエミリーだが、あんたのオープナーも大概たちが悪いから批判する資格は全く無いぞ、とそんなことを思ってならない。治らない傷(性格には血が流れ続ける)てかなり悪趣味だ。自分がやる分には構わんが他人からやられるのは御免被る、通らんだろうそれは。


初公開、オーダーメイドの作り方。オーダーメイドという総称から、キリンググッズのメカニズムを科学的に解き明かして目当てのものを作ったとか、道具に特殊な力を付けるのに向いた専用の超能みたいなものがあるのかと思ってたら、キリンググッズの出来方を強引になぞっただけかよ。悪趣味すぎる。主に人を殺す点ではなく、人を作る点が。


色々あったが終わってみると、主人公たちの恋愛関係があまり進んで無くて少々ガッカリした。OPでもEDでもそっちの方を強調していたのに、話のを重ねるごとに徐々にその色が薄くなってしまった。あげく最終回ではヒーローの方が初めてのキスを部外者に奪われるって予想外過ぎるわ。悪い意味で。見る者が驚けばいいというものではないぞ。

特殊な力を持つ者たちの殺し合いが中心の話で「俺たちの戦いはこれからだ」系の終わり方になったとしても半ば仕方ない、諦めよう。だが、恋愛中心の話で大した進展もないままぶつ切りにされるのは釈然としないものがある。ただでさえ他の要素も中途半端だし、なんだか拍子抜けがひどい最終回であった。
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