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断裁分離のクライムエッジ 第12話「禁じられた遊び」

今更根本的なつっこみが入った。

たぶん想定してない方向で驚いたよ。


切対エミリーの戦い再び。鮮血解体のオープナーのことを自身あり気に語るエミリーに対し、自分を最悪の血を引く者だと鼓舞しようとする切だが、そこにエミリーが衝撃的なつっこみを入れる。最悪の殺人鬼なんていない、そもそも鋏で二百人も殺せるわけないだろ、刃物は血や油ですぐ使えなくなるんだから。正論だけど、今更それを言うか。

いやね、私も最初はそこ気になったんですよ。一人で二百人も殺せるわけがないとか、鋏一個で二百人も殺せるわけがないとか、そもそも二百人も殺してるのにどうして捕まらなかったんだよとか。でも、あんまり自信たっぷりに二百人殺しの最悪の殺人鬼なんて言うから、この世界の法則ではそういうことが起こり得るんだろうと思って無視してたんですよ。なのに今更、そんなことあるわけないときましたか。なんと言うか、その、特殊な法則が無いんだったら、どうして今までグレイランドの伝説にその路線でつっこまなかったのか。色んな意味で機を逸したつっこみだ。


切はなんと、その現実的つっこみに驚いてる間にエミリーに倒されてしまった。しかし気を失っている間にグレイランドのことを夢に見た。そのかいあってか突如目覚めた切は人が変わったかのような動きでエミリーを圧倒、心底慄かせながら打ち倒した。この展開を持って先の現実的なつっこみは無意味になり、やはりクライムエッジを生んだ恐ろしい殺人鬼はいたのだ、ということになったのであろう。しかし先のつっこみが言えてしまう時点で、どうして今まで誰もその路線でグレイランドの伝説を否定しなかったのか、という根本的疑問は未だ変わらないのである。あと、鋏で大量殺人の原理も相変わらず謎。

さて、ここで、眼を覚ました切は獣のように四足歩行でクライムエッジを口にくわえるスタイルで動き、クライムエッジはつけた傷の痛みを増すという能力を振るった。その発想は無かった。痛みを増すという能力も、四足歩行になって武器を口にくわえるというスタイルも。何だよ、その人間としてのメリット全部捨てた動き方。それでどうやって鋏で切っているんだ。


エミリーが自信たっぷりに語ったことによれば、オープナーは四十六本までなら他の刃物にも切断強化や止血停止の効果を付けられるのだという。手品師めいて大量のナイフを出すのは、オープナーを隠す煙幕程度の意味だと思っていたがちゃんと実用的な意味もあったんですね。これはナイフ以外にも使えるんだったらかなり強いな。更に言うと、本人が直接暗殺者をやるより何人かの部下を取った方が良いんじゃないか。血が止まらない傷をつける暗殺者部隊、これは怖い。それにしても、何故四十六個なのだろうか。四十八(数が多いことの意)には少し足りないし。


なんか丸々一回戦ってばかりで祝の出番が少ないし、恋愛要素は全く無い。その辺いささか物足りない一回であった。そんな感じで次回最終回。サブタイが豪くいつも通りのノリ。こんなに最終回っぽさを感じないサブタイというのも、現代の深夜アニメでは珍しいな。
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