大海原の小さな光

スレジハンマの件から一月、新たなオーサーの襲撃もなく新学期を迎えた。と言ってるそばから今回は新たなオーサー及びその関係者が続々と出てくるのでした。いや、話のつくりとしては正しい。キリンググッズの絡む、見ていて派手な部分だけをとりだして描いているということだろう。何も問題はない。


というわけで今回出てきた新たなオーサーの一人、中嶋正義。この人のはことは以前から気になってたんですよ。OP映像に首吊りの輪と一緒に映ってる人がいて、明らかにオーサーだろうけどそれでどうやって人を殺すんだ、てずっと疑問だったんですよ。まさか本の方が本体で、使うと首を吊らせるなんて能力とはな。そんなもの予想できるか。今まで鋏も注射器もハンマーも見た目から想像出来るような効果しかなかったし、急に突飛過ぎるだろ。

さておき。判決執行のルールブック、という名前は良いですね。今までキリンググッズに共通していた「（漢字四文字）の（カタカナ）」というネーミングの中で一番スッキリしましたよ。断裁分離とか破砕粉壊とか変に捻りすぎなんだよ。

中嶋正義を追う銭形小桜。銭形に桜とは、いかにも警察警察した名前ですね。半ばやけくそっぽくもあるが。その性癖にはあえてノーコメントの方向で。


それから、交響歓喜のピアニッシモ（?）のオーサー軽子瞳。及びそのインステッド小泉芳一。弱そうな名前のキリンググッズですね。大体どうやってピアノで人を殺すんだ。いや、こっちは大方想像がつくけど。音楽を聴いた者が死んだり死ぬようなダメージを受けるか、或いは音楽を聴いた者が死ぬような行動を取り始めるか。それぐらいしか無いと思うんだが。

この人たち、瞳という名前で目が見えないとは良いセンスをしている。と思ったら芳一という名前で耳が聞こえないとは少し安易だ。上手く行かないものだな。


最後に瞳から、傍にいて欲しい人、という言葉を受けての祝の様子が実に私好みです。切と相思相愛なのは誰の目にも明らかなのに本人だけがそれを自覚してない感じ。こういうの、よくあるネタですが、好きですよ。やはりこの作品はことあるごとに私を楽しませてくれる。