大海原の小さな光

マナの凄まじい優秀さに惹かれた少年がそれに近づこうと弟子入りする話。このゲストの純少年とその視点から改めて見えるマナの優秀さとに問題を絞ったシンプルだがいい話でした。最後はジコチューになった純少年の心と直接話すような流れになって、ちょっと『ハートキャッチ』風である。最初マナが優秀で人を助けてばかりだと聞いたときこの作品はこういうエピソードが基本だと思ったんですけどね。

他のプリキュアたちがマナのことをべた褒めにする中マナ本人が、褒めすぎとか、自分だって失敗するとか言うあたりが良いですね。話の流れから言って間違っているのだろう奴を、しかし一方的に否定していない感じ。それに実際マナのスペックはエピソードによって落差が激しく、今回は特に極端に優れて描かれていたが別のときにはくだらないことで失敗したりするので、褒めっぱなしだと違和感あり過ぎるんですよね。

最後に、少年は実は園芸の才能を持っていたことが分かるオチが唐突だが美しいです。お前がそれで弟子を取れば良いのではというのは全くそう思う。


今回のジコチュー。純を素材としてイーラがビーストになった。デザインはファンシーな象。前回よりはまだましだが、それでもなお幹部クラスが直接戦う姿としてはみっともない。これと要った面白い技能も無く完全に力押し。それもそこそこ良かったが、話としては完全に純の内心と語るのがメインだったためあまりぱっとせず。

ベールの全身に治療が見られる。ビースト状態は幹部本人が直接戦ってる形になるためか、やられた後ダメージが残ってる様子。私としては、このことが次回以降忘れられるかそれとも、もう後が無いとの発言と合わせて、幹部を倒す理由付けとなるかで印象が全く変わりますね。

最後に、突然新たな敵が。そろそろ本当に誰か退場かな。