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刀語 第1話「絶刀・鉋」

開幕ベル。

本放送時は放送スケジュールがあれだったこの作品。現在は特に予定も無くて良い機会なので書いていきたいと思います。

私は原作者の大ファンであり、この作品の原作も同作者の中でかなり好きな部類に入る。この記事はそういう人間としての偏見がかなり強く入っています。などとオブラートに包んだ言い方をせずハッキリ言うと、アニメ化に際して原作から変わったところで気に入らないと思う点を主に記す内容になっています。ただし、別に断じて、原作と違っていることそのものを否定するわけではない。どうしてあれをこんな風に変えるかなぁ、という不満を隠さないだけである。あと、良い変更なら褒めますよ。


というわけで第1話、であるけれど、その前にいきなりOPが本放送とは変わっていることについて。この作品、情報の見せ方が下手なことがよくあるけど、これは極め付きですな。映像の殆どが本編の流用で、しかも結構重要なネタバレがある。何を考えてるんだ。曲は捨てたものじゃないけど、色々ぶち壊しだ。

落ち着いて、第1話本編について。今回は原作からの大きな変更点が幾つかあります。冒頭の鑢六枝が飛騨鷹比等を討ったときの話とか、途中で完成形変体刀をイメージでだが全て映したところとか。これらは話の全貌が分かっている原作からのメディアミックスとして、より話が繋がるような構成にする良い変更と言えるかもしれない。最後に七実が七花を「弱い」というのもその一環といえるか。他に、原作では全く説明の無い「七花八裂」を映像にしたこと。これはハッキリと蛇足。そもそも七花八裂の性質から考えてもあの映像は問題がある気もするし。

小さい変更点も多いけれど、さすがにグダグダ言うことではないので止める。今回一番問題なのは、これらによって、プロローグでありエピローグである、島から出た七花たちが道場を訪れて稽古をしている、ところが無くなったこと。確かに無い方が繋がりがいい気もするが、これが無いと何故第7話でとがめが虚刀流の技を理解しているのかよく分からなくなる。異様にゆっくりしている印象を受けるオリジナルのプロローグを描くぐらいならここを忠実にして欲しかったな。


第1話についてはこれぐらい。ところで、このアニメそのものが持つ駄目なところを二つほど挙げますね。一つ目はキャラデザ。原作とのギャップを減らしたそうですが、おかげで年齢性別といった単純なところから複雑な感情の機微まで、人を描く上で重要なことがことごとく伝わり難い。動画を作っているという自覚はあるのか。

二つ目はナレーション。原作は地の文が非常に大きな仕事をしていて、七花、とがめに続く第三の主要人物と言ってもよいほどだ。状況の説明や各人のモノローグといった普通のことから事実上ボケしかいないこの作品の主要人物たちに一人でつっこみを入れまくるといったことまでとにかく色々やる。それをこのアニメ版は、そこらの作品によくある当たり障りの無いことしか喋らないような普通のナレーションになっており、それでいて本来地の文が喋るべきことを上手く他の方法で描けているわけでもない。これは事実上主役級の人物一人をリストラしたと言ってよかろう。大問題である。


変体刀紹介コーナー
絶刀・鉋

決して折れず曲がらず、よく切れる、と言われる刀。虚刀流の武器破壊技をもってしても壊せないことからその恐ろしさがよく分かる、と思われたが…。デザインから見ても、能力から見ても変体刀のなかではわりと普通の刀。変なことといえば名前ぐらいかもしれない。なんだよ、絶刀って。それ単体で駄洒落になってるわけでもないし、何が言いたいのかもよく分からない。最後に抱腹絶刀って言いたかっただけだよな。


登場人物紹介コーナー
真庭蝙蝠

絶刀・鉋の所有者で、真庭忍軍十二頭領の一人。通称「冥土の蝙蝠」。メイドと「冥土の土産に教えてやる」という定番の展開とをかけた駄洒落なのだが、アニメだとメイド云々のくだりがなくなったせいもあっていまいち面白みが伝わり難い。

体の形を自由に変え、別人に変身する忍法「骨肉細工」こそが彼の最大の能力である。体の中に道具をしまい、また勢いよく吐き出して飛び道具にする技はその応用に過ぎない。この辺もアニメだと伝わり難い。実際恐るべき技である。これが山風忍法帳だったら長きに亘って生き延び暗躍することが出来たであろうに。そういう与太は抜きにしても、七花からの評価も高い。刀の所有者を格付けするとき別格に最強の奴らを除けば真っ先に名前が挙がるほど。七花がここで勝てたのは完全に偶然であり、人間的に育ち、実戦経験も十分積んだときに戦っていればどうなっていたか分からないことを、当の七花本人が認めている。

なお、原作だと彼の敗因は、変体刀を使うことにこだわってしまったこと、そして直接戦闘向きでないにもかかわらずそうせずにはいられないほど刀の毒が回っていたこと、だとハッキリ書かれている。今後の展開を考えると結構暗示的である。
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