まおゆう魔王勇者 第12話「「待たせたな、わたしの勇者」「寝坊しすぎだ、おれの魔王」」
俺たちの変革はこれからだ。
なんか、打ち切りみたいな最終回ですね。
途中で総集編を挟んだりするから、とか言いたくなるところだがそうでもない。この最終回はこの期に及んでまだ話が大きく展開しそうな流れになっていて、後一、二回話数が多かったところできれいに纏って終わる気が全くしないのだ。総集編が無かった程度ではどうにもならない、見事な中途半端ぶり。これ程見事な打ち切りっぽい終わりも最近では珍しい。
色んな事がいっぺんに起こっていかにも一つの区切りっぽく盛り上がった最近の展開であったが、終わってみればどれもこれも少々肩透かしに感じる。そして、ここからもまだまだ長々と続くだろうと思わせる演出が打ち切りっぽさをいや増している。いや、この件についてはもうこれ以上言うまい。
肩透かしに感じる決着その一、勇者対魔王。サブタイになってるところでもあるが、今回開始直後に始まって、それから数分で決着が付き、この台詞が出てくる、というなんともスピード展開で肩透かし。散々煽った割りに歴代魔王が大したこと内容に見える、というのはさておき。「我のものとなれ、勇者よ」「断る」「世界の半分をやろう」あたりの流れは、こういう古典的なやり取りに現実的な視点からメスを入れるところから始まった本作に相応しい味のあるシーンにもなりそうなものなんだが、なんか味気ない。
肩透かしに感じる決着その二、南部対中央の戦争。これは本当に肩透かし。え、本当にこれで終わりなのかって感じがある。各人の努力が実ってついに雪が降った、それはいいですよ、それ自体は。ただ、それで今回の騒ぎは終わって、以降各陣営がなにを考えてるのも有耶無耶ってのはどうよ。あくまで人間の衝突が一時的に止まっただけで、各国間の緊張はまるで変わってないはずなのだが。なんか、適当に流してませんか。
肩透かしに感じる決着その三、青年商人の野望。散々引っ張ったわりに今回特に出番なし。二大通貨体制が実際に出来るかもしれない状況になってる、というような話だけ。
戦争関連の一環として、片目司令官がメイド姉妹のもとに現れるが、立ちはだかった「ござる」口調の人と戦い死んだ件。この話も結構中途半端だな。最終回の流れと特に関係無いし。「ござる」の人の活躍は前回の時点でもう十分ですし。そもそも片目司令官は何がしたかったんだよ。こういういらなそうなところは少しでも切り詰めて他のところに充てて欲しいものだ。
メイドといえば、メイド姉が叫んだ演説は、あれだけは魔王が教えたものではない、自分の人生による自由主義の萌芽だなんだと魔王が太鼓判を押している。あんまり褒めすぎると、作り手の自画自賛に見えるな。
そして今回の魔王が教えた技術、天然痘対策。正確には魔王から女魔法使いを経て、だが。あぁ、確かにそれは素晴らしいですね。輝かしい未来のために大切なことの一つかもしれませんね。でも今回、最終回だから。ここから先は無いから。そういうことよりももっと描くべきことが。
疲れた。本当に終わった気がまるでしない最終回だった。
なんか、打ち切りみたいな最終回ですね。
途中で総集編を挟んだりするから、とか言いたくなるところだがそうでもない。この最終回はこの期に及んでまだ話が大きく展開しそうな流れになっていて、後一、二回話数が多かったところできれいに纏って終わる気が全くしないのだ。総集編が無かった程度ではどうにもならない、見事な中途半端ぶり。これ程見事な打ち切りっぽい終わりも最近では珍しい。
色んな事がいっぺんに起こっていかにも一つの区切りっぽく盛り上がった最近の展開であったが、終わってみればどれもこれも少々肩透かしに感じる。そして、ここからもまだまだ長々と続くだろうと思わせる演出が打ち切りっぽさをいや増している。いや、この件についてはもうこれ以上言うまい。
肩透かしに感じる決着その一、勇者対魔王。サブタイになってるところでもあるが、今回開始直後に始まって、それから数分で決着が付き、この台詞が出てくる、というなんともスピード展開で肩透かし。散々煽った割りに歴代魔王が大したこと内容に見える、というのはさておき。「我のものとなれ、勇者よ」「断る」「世界の半分をやろう」あたりの流れは、こういう古典的なやり取りに現実的な視点からメスを入れるところから始まった本作に相応しい味のあるシーンにもなりそうなものなんだが、なんか味気ない。
肩透かしに感じる決着その二、南部対中央の戦争。これは本当に肩透かし。え、本当にこれで終わりなのかって感じがある。各人の努力が実ってついに雪が降った、それはいいですよ、それ自体は。ただ、それで今回の騒ぎは終わって、以降各陣営がなにを考えてるのも有耶無耶ってのはどうよ。あくまで人間の衝突が一時的に止まっただけで、各国間の緊張はまるで変わってないはずなのだが。なんか、適当に流してませんか。
肩透かしに感じる決着その三、青年商人の野望。散々引っ張ったわりに今回特に出番なし。二大通貨体制が実際に出来るかもしれない状況になってる、というような話だけ。
戦争関連の一環として、片目司令官がメイド姉妹のもとに現れるが、立ちはだかった「ござる」口調の人と戦い死んだ件。この話も結構中途半端だな。最終回の流れと特に関係無いし。「ござる」の人の活躍は前回の時点でもう十分ですし。そもそも片目司令官は何がしたかったんだよ。こういういらなそうなところは少しでも切り詰めて他のところに充てて欲しいものだ。
メイドといえば、メイド姉が叫んだ演説は、あれだけは魔王が教えたものではない、自分の人生による自由主義の萌芽だなんだと魔王が太鼓判を押している。あんまり褒めすぎると、作り手の自画自賛に見えるな。
そして今回の魔王が教えた技術、天然痘対策。正確には魔王から女魔法使いを経て、だが。あぁ、確かにそれは素晴らしいですね。輝かしい未来のために大切なことの一つかもしれませんね。でも今回、最終回だから。ここから先は無いから。そういうことよりももっと描くべきことが。
疲れた。本当に終わった気がまるでしない最終回だった。
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