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まおゆう魔王勇者 第9話「わたしは“人間”だからっ」

メイド姉の演説。

このエピソードに力を入れたかったのはよく分かった。


魔王の影武者として捕まったメイド姉ですが、巧みにぼかした自分の身の上話やその他諸々を演説して群衆を扇動してしまいました。この演説はひいては王や女騎士たち主要人物まで揺さぶり、結果勇者が介入するまでもなく教会の者は追い返され学士の捕縛は有耶無耶になってしまいました。今回は殆どそれだけのお話です。本物の魔王は自分の用件が大変だったのか一言も喋りませんでした。

メイド姉の演説のせいで民衆の魔王に対する印象が良くも悪くも変わってしまった気がするけれど、そんなことはメイド姉の知ったことではない。そんなこととは関係なく己の思うところを語ったからこそ民衆を動かすことが出来た、ということだろう。

改めて思う。この作品で一番主人公補正というかそういうものを受けてるのは勇者でもなければ勿論魔王でもなく、メイド姉だ。勇者は別格に強いらしいし、魔王は群を抜いて頭が良いが、それは所詮そういう設定であるという以上のものではない。しかしメイド姉は明らかにその域を超えている。何の変哲も無い農奴の娘だったが、親切な天才に拾われ、最先端の勉強をしたところそれで優秀なものを見せ、一つ語ったところ大量の人間を動かしてしまった、と。その人生、あまりにもご都合主義。


どうでもいいけど、話を聞いてる民衆の数多すぎ。町の一角に何万人居るんだよ、お前ら。しかも町は豪くきれいに作られてるのに、石を投げろと言われるとかなり大きくて大ダメージになりそうな石がひっきりなしに飛んでくる。この町、どういう構造になってるの。


内容の殆どをメイド姉に持っていかれたが、同盟がなにやら企んでいるようだったり、世界の支配なんて考えてるという人が現れたり、光の精霊が実在していることが視聴者にだけ明かされたりと、ネタが豊富であった。だというのに次回が限りなくどうでも良さそうで困る。
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