PSYCHO-PASS 第15話「硫黄降る街」
ヘルメットの目的とは。
なにか、豪く展開が速い気がする。
槙島が唆した大量の人間がヘルメットを使って暴れる。ヘルメットに対する自衛のためという名目で一般人も暴れ始める。本来暴動など起こるはずがないと考えられていたこともあって街は地獄絵図と化した。しかしそれさえも槙島にとっては通過点に過ぎなかった。と、まぁ、そんなような話である。
もともと前回の時点で、ヘルメットを啓蒙のための道具といったり、計画がどうこうと電話してたりしたので、散発的な事件で終わりとは思えなかった。今回の暴動にしてもちょっとしたきっかけで引き起こせるのは明らかであり、わざわざ槙島のような男がもったいぶって計画だのなんだの言うほどのことではない。故に、ここまでが陽動だというのは全く驚くに当たらない。
しかし、そこで目指す真の目的がシビュラシステムの秘密を暴くというあまりにも核心に迫るようなことなのは予想外だ。槙島がそういうことをやるのは全くおかしくないけれど、やるとしてももっと終わりに近づいてからだと思ってたよ。どうもここから第1話冒頭に繋がるようなのも意外性に拍車をかけている。あれはそれこそ最終回目前ぐらいにやるのかと。
小説のパロディのようだ。ジョージ・オーウェルの描く社会ほど支配的でなく、ギブスンの描くほどワイルドでもない。この作品世界を表す実に上手い表現だ。この作品の視聴者の多くは設定をはじめて聞いたとき管理社会系ディストピアものだと思っただろう。常に心理状態を計られて怪しい様子があっただけで捕まるような管理社会、と。しかし実態はどうか。そのような予想に反し、人々は実にのびのびとしており、不自由だとか、抑圧を受けているだとかまるで思っていない。それも当然。シビュラシステムはあくまで第三者の立場であり、恣意的に人間を操作したり支配しているわけではない。サイコパスも、こいつは十分怪しいという奴だけが捕まるようになっている。率直に言って、この社会はすごく安全なのだ。まさにジョージ・オーウェルのような社会のパロデイだよ。
まぁ、槙島がこれから暴くシビュラシステムの秘密、その内容次第ではこの前提が崩れるわけだが。とにかく、次回を楽しみにさせてもらおう。
ヘルメットをつけて暴れていた連中がヘルメットを外してみたら単体では何も出来なさそうだったというのは中々興味深い。連中は最初、シビュラのせいで不平等だのなんだの言っていたが、ヘルメットは言うまでもなくそのようなもっともらしい言葉までもが槙島から与えられたものに過ぎなかったのではないか、という気がする。そして槙島はヘルメットを使うのではない市民のほうも情報操作で上手く動かしていた、と考えられる。どこをどう動かすのも全て槙島の自作自演。まったくひどい話だ。
なにか、豪く展開が速い気がする。
槙島が唆した大量の人間がヘルメットを使って暴れる。ヘルメットに対する自衛のためという名目で一般人も暴れ始める。本来暴動など起こるはずがないと考えられていたこともあって街は地獄絵図と化した。しかしそれさえも槙島にとっては通過点に過ぎなかった。と、まぁ、そんなような話である。
もともと前回の時点で、ヘルメットを啓蒙のための道具といったり、計画がどうこうと電話してたりしたので、散発的な事件で終わりとは思えなかった。今回の暴動にしてもちょっとしたきっかけで引き起こせるのは明らかであり、わざわざ槙島のような男がもったいぶって計画だのなんだの言うほどのことではない。故に、ここまでが陽動だというのは全く驚くに当たらない。
しかし、そこで目指す真の目的がシビュラシステムの秘密を暴くというあまりにも核心に迫るようなことなのは予想外だ。槙島がそういうことをやるのは全くおかしくないけれど、やるとしてももっと終わりに近づいてからだと思ってたよ。どうもここから第1話冒頭に繋がるようなのも意外性に拍車をかけている。あれはそれこそ最終回目前ぐらいにやるのかと。
小説のパロディのようだ。ジョージ・オーウェルの描く社会ほど支配的でなく、ギブスンの描くほどワイルドでもない。この作品世界を表す実に上手い表現だ。この作品の視聴者の多くは設定をはじめて聞いたとき管理社会系ディストピアものだと思っただろう。常に心理状態を計られて怪しい様子があっただけで捕まるような管理社会、と。しかし実態はどうか。そのような予想に反し、人々は実にのびのびとしており、不自由だとか、抑圧を受けているだとかまるで思っていない。それも当然。シビュラシステムはあくまで第三者の立場であり、恣意的に人間を操作したり支配しているわけではない。サイコパスも、こいつは十分怪しいという奴だけが捕まるようになっている。率直に言って、この社会はすごく安全なのだ。まさにジョージ・オーウェルのような社会のパロデイだよ。
まぁ、槙島がこれから暴くシビュラシステムの秘密、その内容次第ではこの前提が崩れるわけだが。とにかく、次回を楽しみにさせてもらおう。
ヘルメットをつけて暴れていた連中がヘルメットを外してみたら単体では何も出来なさそうだったというのは中々興味深い。連中は最初、シビュラのせいで不平等だのなんだの言っていたが、ヘルメットは言うまでもなくそのようなもっともらしい言葉までもが槙島から与えられたものに過ぎなかったのではないか、という気がする。そして槙島はヘルメットを使うのではない市民のほうも情報操作で上手く動かしていた、と考えられる。どこをどう動かすのも全て槙島の自作自演。まったくひどい話だ。
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ヒャッハーヘルメット始めました。
見た目に派手で中途半端な免罪符とか最悪よね(汗)
以下、ネタバレします。ご注意を。
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なんか対策とれないのこれーΣ(゚д゚;)
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