PSYCHO-PASS 第11話「聖者の晩餐」
まさかの結末。
物凄く後味悪く、第一部完、みたいな流れ。
前回から続く泉宮司のゲームの決着だが、これは意外と拍子抜け。公安の応援が間に合ったため、狡噛はドミネーターを手に入れ反撃が可能になり、狡噛の知力、体力もあいまって泉宮司はあっけなく敗れた。狡噛の体力があまりに理不尽なものになっていたりもするが、今回全体の半分も行かないうちに死んでしまって長々と引っ張ったわりにはあっけない感は拭えない。先ず、ここで一回まさかと思う。
しかし泉宮司は、アッサリ倒された感こそあるものの、自分だけは槙島と対等と思いながら実際は使われていただけ、というしょぼいオチになるかと思いきや死に際で少し意地を見せたかな。ドミネーターを撃たれるときまで笑っていたようにも見えた。全身サイボーグになって長生きするために長生きしてきたような人が、本人にとって最も生きていることを実感できるような場で死んだのだ。本望であろうよ。いや、知らんけど。
とはいえ今回はここからが本番。ついに真打槙島がその姿を現し、その異様さを見せ付ける。本人曰く、子供の頃からサイコパスが濁らない、とのことでシビュラシステムが下す犯罪係数も決してドミネーターの執行対象にならない。確実に犯罪にかかわっているにもかかわらず。倒せるのは自らの意志で人殺しになれる者だけ。お前はリンゴォ・ロードアゲインか。
なお、ここで槙島の相手をしていた朱もサイコパスが濁りにくいと言われていたことがある。それを考えるとここはこの世界だからこそ生じる異端者同士の対峙だったわけだ。結果はとんでもないワンサイドゲームだったけど。それから槙島の犯罪係数は計りなおすごとに下がっていき、最後には0になるのは何かの伏線なのか、それとも槙島はドミネーターでは撃てない事を強調したいだけの単なる演出なのか。
まぁ、与太はさておき。シビュラシステムが何を、どういう風に計る、どれほど優れたものであったとしてもそれだけでは捌ききれないものが出てくるのは当然のことではある。槙島は度が過ぎて不自然で、さすがにどういう構造のシステムで、どうして槙島が隙になってるのか聞きたくなるけど。とにかくシステムに隙があるのは当然というべきであろう。故に、これだけ見てシビュラシステムの管理がザルであるとか、こんなシステムで動く社会は嫌だ、などと考えるのは早計と言わざるを得ない。
最終的に槙島はその特異な性質で悠々と朱の友人を殺し、去っていった。あの友人は死ぬかもしれない、ぐらいには思ってもそんな死に方をするとは思ってもみなかった。まさに、まさかの幕切れである。そのまま他の連中と合流した朱が狡噛に槙島の名を告げてこのエピソードも終了。次回は年末年始を休んで三週間後。新章スタートだそうです。放送スケジュールに内容を合わせたのは分かるがなんともスッキリしない終わり方。
物凄く後味悪く、第一部完、みたいな流れ。
前回から続く泉宮司のゲームの決着だが、これは意外と拍子抜け。公安の応援が間に合ったため、狡噛はドミネーターを手に入れ反撃が可能になり、狡噛の知力、体力もあいまって泉宮司はあっけなく敗れた。狡噛の体力があまりに理不尽なものになっていたりもするが、今回全体の半分も行かないうちに死んでしまって長々と引っ張ったわりにはあっけない感は拭えない。先ず、ここで一回まさかと思う。
しかし泉宮司は、アッサリ倒された感こそあるものの、自分だけは槙島と対等と思いながら実際は使われていただけ、というしょぼいオチになるかと思いきや死に際で少し意地を見せたかな。ドミネーターを撃たれるときまで笑っていたようにも見えた。全身サイボーグになって長生きするために長生きしてきたような人が、本人にとって最も生きていることを実感できるような場で死んだのだ。本望であろうよ。いや、知らんけど。
とはいえ今回はここからが本番。ついに真打槙島がその姿を現し、その異様さを見せ付ける。本人曰く、子供の頃からサイコパスが濁らない、とのことでシビュラシステムが下す犯罪係数も決してドミネーターの執行対象にならない。確実に犯罪にかかわっているにもかかわらず。倒せるのは自らの意志で人殺しになれる者だけ。お前はリンゴォ・ロードアゲインか。
なお、ここで槙島の相手をしていた朱もサイコパスが濁りにくいと言われていたことがある。それを考えるとここはこの世界だからこそ生じる異端者同士の対峙だったわけだ。結果はとんでもないワンサイドゲームだったけど。それから槙島の犯罪係数は計りなおすごとに下がっていき、最後には0になるのは何かの伏線なのか、それとも槙島はドミネーターでは撃てない事を強調したいだけの単なる演出なのか。
まぁ、与太はさておき。シビュラシステムが何を、どういう風に計る、どれほど優れたものであったとしてもそれだけでは捌ききれないものが出てくるのは当然のことではある。槙島は度が過ぎて不自然で、さすがにどういう構造のシステムで、どうして槙島が隙になってるのか聞きたくなるけど。とにかくシステムに隙があるのは当然というべきであろう。故に、これだけ見てシビュラシステムの管理がザルであるとか、こんなシステムで動く社会は嫌だ、などと考えるのは早計と言わざるを得ない。
最終的に槙島はその特異な性質で悠々と朱の友人を殺し、去っていった。あの友人は死ぬかもしれない、ぐらいには思ってもそんな死に方をするとは思ってもみなかった。まさに、まさかの幕切れである。そのまま他の連中と合流した朱が狡噛に槙島の名を告げてこのエピソードも終了。次回は年末年始を休んで三週間後。新章スタートだそうです。放送スケジュールに内容を合わせたのは分かるがなんともスッキリしない終わり方。
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イエス、ウロブチック……。
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以下、ネタバレします。ご注意を。
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記事はこちら(TBもこちらへ)
元記事はhttp://sigerublog.txt-nifty.com/utakata/2012/12/post-3215.html
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