大海原の小さな光

やっぱり思ったとおり木崎さんはそこまで悪い人じゃありませんでした。全ては自分の先輩で、今回のゲートの父親の人が、結果的に最後に言ったことになった言葉を受けてのことであった。当人からはなんと思われようと問題のゲートを守るために全力を尽くすつもりだったのだ。

全くもって全てが想定の範囲内で何の面白みも無い展開です。この結論が見え透いたドラマをどう見せるかこそが残された最後の問題だったのだが、これまた思った通り何の魅力もありませんでした。みんなして恐ろしく見る目が無く、木崎に喧嘩売るような態度から入るけど、そういう展開になってる必然性がまるで無い。指輪なんか作ってやれば良いだろ。それで、魔法使いでなければ使えないと知らされる→戦闘でどうしてもウィザードに頼るしかなくなった木崎が新しい指輪をあげる、とかやりようは幾らでもあった。


あと、単純に絵としておかしいシーンも気になる。ゲートを隠すための移動に入る木崎、の跡をつけようとする晴人。しかし、そのために、誰の目にもバレバレとしか思えん真後ろから走り始める。このシーンどういうつもりで撮ったんだよ。


ガーゴイルは前回がピーク。言うこととしては、久しぶりにゲートを絶望させたファントムということになった、それだけだな。そうして出てきた久しぶりのアンダーワールドでの戦いも、ライダーシリーズにおけるこの手の巨大戦の例に漏れず、賑やかし以上のものにはならなかったし。

フェニックスがウィザードと再戦。まだ魔力が回復していないなどとんでもない。今度もまた通常形態では相手にならない強さを見せ付けた。しかし、自分で不死身を自慢したのは悪手だな。こういうことを言うとろくなことにならない。カッシスワーム「俺は不死身だ」この台詞を言ってからはもう蘇らなかった、こんなこともある。