大海原の小さな光

神北小毬はある日、ではなくよく奇妙な夢を見た。そこでは兄と慕う男が妙な絵本を読んでいる。ある日実際に見つかったその絵本には神北拓也という名があった。しかしそのような親族は居ないという。そして、そんなこととは関係なくある日老人ホームにボランティアに行ったら、そこの偏屈老人が神北小次郎といった。散りばめられた幾つもの情報がいかにも繋がりそうで、しかし実際どうなるのかは全く読めないのが良い感じ。

すぐに忘れて同じような話を繰り返してしまうが最後には思い出して終わる、という絵本の内容もわざとらしいほど示唆的。この話自体も何か大事なことを忘れていて、思い出すようなオチなんですかね。


そんな小毬を中心とした妙な話とは全然関係なく、能見クドリャフカという帰国子女の話が平行して進む。こういうところでも情報が断片的になっているな。OPやEDの映像にも出ていてレギュラーなんだろうけど、ここからどうリトルバスターズに絡むのかまるで想像が付かないので楽しみにしたい。

ところで、このクドリャフカという人に付いて言いたい幾つかのこと。オタクにとってクドリャフカといえば圧倒的にこちらの方が有名だろうが、原作を全く知らなかった私にとっては『氷菓』というか『古典部シリーズ』の『クドリャフカの順番』ですね。それと、それは全く関係ないが、この人の顔はなんか目が死んでるようで不気味だ。死んだ目が悪ければ、人形みたいな目だ。


メンバーは一人も増えなかったが、ドラマの無いメンバー集めは飽きてきたので別に良し。野球っぽさが全く無いのは、最初っからまともに野球をやるとは思ってませんでしたし。