大海原の小さな光

予告の時点で思ったことではあるけれど、前回散々遊びほうけたことをネタにしたのに、夏休みには特に旅行に行けなかっただのなんだのと言い出す一堂には反省がまるで見られない。そして、ふしぎ図書館の力で世界中に行くというなんだか『ドラえもん』にありそうな話となる。


などと、プリキュア側がひたすらのんべんだらりと遊び倒すのに対し、バッドエンド王国は至って真面目な雰囲気である。後一手でデコルを揃えられてしまうのを危ぶんだジョーカーが、ピエーロが怒っていると言ってアカオーニをけしかける。普通こういう流れならアカオーニ自身が戦うと思うのだが、そうでもなくいつも通りの流れ。だがその裏でジョーカーは何事かを進めていた様子、と。

アカオーニはバッドエナジーをアマゾン川流域の動物から収集、スーパーアカンベェをピラニアから作った。人間以外からでもバッドエナジーを集められるのは今も有効な設定だったのか（以前マジョリーナが虫から収集）。こうなるとウルフルンがばあさんにこだわったのは痛い。やはり周りの自然に居たはずの動物から集めるべきだった。ピラニア由来のスーパーアカンベェは水中をいかんともしがたいプリキュアを苦戦させ、間抜けな戦いになりがちなスーパーアカンベェの中では善戦だったか。


今回の勝利によりついに（再び）全てのキュアデコルが揃った。今度こそクイーンが復活するかと思われたが、またも叶わず代わりに出てきたのは変な道具だった。本当に出てくる気があるのか、クイーン。復活したら最終章数回を残しているだけになる、とか言うのではあるまいな。


次回。新たな道具ロイヤルクロックやジョーカーの策謀など、このまま今回の続きっぽい。いや、今回が次回の前ふりなのか。