仮面ライダーフォーゼ 第48話「青・春・銀・河」
ハイハイ、終わった終わった。
来週からの『ウィザード』を楽しみにさせていただくよ。
ウィザードは、名称が表すとおり、魔法使いだそうですね。魔法使いといえば私は、魔法使いの戦隊『魔法戦隊マジレンジャー』が大好きでしてね。21世紀最初の10年間の戦隊では一、二を争って好きです。同年放送のライダーが『響鬼』という真にはしにも棒にもかからないやつだったせいで余計に印象に残っています。
閑話休題。ウィザードのデザインは、ここ10年のライダーの中ではとびぬけて変な部類だと思う。一色に塗られた場所に適当に線を引いて目だと言い張っている、というのが奇抜過ぎる。俄には顔だと思えない。この奇抜さとためをはれるのは響鬼ぐらいだ。こいつに比べれば龍騎やディケイドの方がまだ顔っぽい。
本編。先ず、これだけは言いたい。十分予想できたことではあるが、それでも言いたいことは言いたい。
死人が戻るな。
歌星父、江本教授、リブラ校長、レオ立神、そして理事長、あとそれからダークネビュラという名目でM-BUSに送られた人たち。このスイッチをめぐる騒動で数多くの死者が出た。それらに対するフォローは一切無いままに、味方レギュラーの死だけは蘇らせてハッピーエンドだと称する。主人公の周りだけ整えておこうという魂胆が見え見えではないか。意地汚い。見苦しい。浅ましい。
賢吾の復活さえ無くしんみりした空気のまま終わってくれれば、生死に関する感覚だけはまともということで、そこだけはすばらしいと絶賛するつもりだったんだが。見事にその案は無くなり、私がこの最終回を褒める理由は全く無くなりました。
前作『W』最終回もそうでしたし、周りで次々人が死んでる中で味方レギュラー“だけ”はドラマチックに死んだ後に蘇る、というこの腐った死生観は最近のライダーが患う不治の病なんですかね。
今回の納得出来ない点その1。レオのことを滅びを認めている者とし、ライダー部とともに常に生き残ろうとしている自分に勝てるはずが無いというメテオ。全く筋の通っていない意見ですな。先ず第一に、それぞれがどういう人間か言っただけで、それら通しの優劣はまだ説明されていない。第二によって、常に生きることを考えるなどという現実逃避気味の思考が、いつかは死ぬという現実を見据えた者に勝てる筈が無い、というような展開も可能である。以上のことから、これは詭弁にもなっていない、完全に勢いだけのはったりである。
納得出来ない点その2。そのまま原因不明瞭に死ぬレオ立神。これは本当に冗談抜きで理解出来ない。この番組の怪人は基本的にライダーの必殺技では死なないのでは。いったい何が死因なんだ。正直『仮面ライダーストロンガー』最終回のマシーン大元帥、磁石団長、ヨロイ騎士より死因が謎だ。
納得出来ない点その3。理事長からの卒業式、は別に良いんですがそれを背景にしての戦いでサジタリウスの超新星を生身の弦太朗が殴れてしまうこと。生身の人間など一般ゾディアーツにすら通じないはず。まして今回はホロスコープス最強のサジタリウスの超新星、それが生身の弦太朗に好き放題殴られるってどういうことだよ。ひょっとしてサジタリウスの超新星は物凄く弱くなってるのだろうか。威厳が無くなっていった上に頼みの綱の戦闘能力さえ下がるとか救いようが無いな。
少年は幼いころ宇宙からの声を聞いたという。それが少年の妄想なのか真実なのかは証明のしようも無いことだけれど、とにかくそのときを契機に少年は宇宙に旅立つことを夢見た。その人生の全てはそのことだけに向けられた。しかしいよいよ大詰めというときになって、阻まれついに命を落とすことになった。などと纏めれば理事長も中々哀れな男だ。その哀れな男への救いが、あれでいいのか、というがしてならない。
まぁ、いい。理事長は犠牲になったのだ。主人公を持ち上げ正当化するために、他を不当にバカにするという頭の悪い作劇の犠牲にな。
そして最後に、この言葉を持って締めさせていただこう。
私はあなたという番組から卒業する。
どうせ今後も共演映画が作られるのだろうが、あなたのことは無視させていただく。
来週からの『ウィザード』を楽しみにさせていただくよ。
ウィザードは、名称が表すとおり、魔法使いだそうですね。魔法使いといえば私は、魔法使いの戦隊『魔法戦隊マジレンジャー』が大好きでしてね。21世紀最初の10年間の戦隊では一、二を争って好きです。同年放送のライダーが『響鬼』という真にはしにも棒にもかからないやつだったせいで余計に印象に残っています。
閑話休題。ウィザードのデザインは、ここ10年のライダーの中ではとびぬけて変な部類だと思う。一色に塗られた場所に適当に線を引いて目だと言い張っている、というのが奇抜過ぎる。俄には顔だと思えない。この奇抜さとためをはれるのは響鬼ぐらいだ。こいつに比べれば龍騎やディケイドの方がまだ顔っぽい。
本編。先ず、これだけは言いたい。十分予想できたことではあるが、それでも言いたいことは言いたい。
死人が戻るな。
歌星父、江本教授、リブラ校長、レオ立神、そして理事長、あとそれからダークネビュラという名目でM-BUSに送られた人たち。このスイッチをめぐる騒動で数多くの死者が出た。それらに対するフォローは一切無いままに、味方レギュラーの死だけは蘇らせてハッピーエンドだと称する。主人公の周りだけ整えておこうという魂胆が見え見えではないか。意地汚い。見苦しい。浅ましい。
賢吾の復活さえ無くしんみりした空気のまま終わってくれれば、生死に関する感覚だけはまともということで、そこだけはすばらしいと絶賛するつもりだったんだが。見事にその案は無くなり、私がこの最終回を褒める理由は全く無くなりました。
前作『W』最終回もそうでしたし、周りで次々人が死んでる中で味方レギュラー“だけ”はドラマチックに死んだ後に蘇る、というこの腐った死生観は最近のライダーが患う不治の病なんですかね。
今回の納得出来ない点その1。レオのことを滅びを認めている者とし、ライダー部とともに常に生き残ろうとしている自分に勝てるはずが無いというメテオ。全く筋の通っていない意見ですな。先ず第一に、それぞれがどういう人間か言っただけで、それら通しの優劣はまだ説明されていない。第二によって、常に生きることを考えるなどという現実逃避気味の思考が、いつかは死ぬという現実を見据えた者に勝てる筈が無い、というような展開も可能である。以上のことから、これは詭弁にもなっていない、完全に勢いだけのはったりである。
納得出来ない点その2。そのまま原因不明瞭に死ぬレオ立神。これは本当に冗談抜きで理解出来ない。この番組の怪人は基本的にライダーの必殺技では死なないのでは。いったい何が死因なんだ。正直『仮面ライダーストロンガー』最終回のマシーン大元帥、磁石団長、ヨロイ騎士より死因が謎だ。
納得出来ない点その3。理事長からの卒業式、は別に良いんですがそれを背景にしての戦いでサジタリウスの超新星を生身の弦太朗が殴れてしまうこと。生身の人間など一般ゾディアーツにすら通じないはず。まして今回はホロスコープス最強のサジタリウスの超新星、それが生身の弦太朗に好き放題殴られるってどういうことだよ。ひょっとしてサジタリウスの超新星は物凄く弱くなってるのだろうか。威厳が無くなっていった上に頼みの綱の戦闘能力さえ下がるとか救いようが無いな。
少年は幼いころ宇宙からの声を聞いたという。それが少年の妄想なのか真実なのかは証明のしようも無いことだけれど、とにかくそのときを契機に少年は宇宙に旅立つことを夢見た。その人生の全てはそのことだけに向けられた。しかしいよいよ大詰めというときになって、阻まれついに命を落とすことになった。などと纏めれば理事長も中々哀れな男だ。その哀れな男への救いが、あれでいいのか、というがしてならない。
まぁ、いい。理事長は犠牲になったのだ。主人公を持ち上げ正当化するために、他を不当にバカにするという頭の悪い作劇の犠牲にな。
そして最後に、この言葉を持って締めさせていただこう。
私はあなたという番組から卒業する。
どうせ今後も共演映画が作られるのだろうが、あなたのことは無視させていただく。
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