大海原の小さな光

田舎で一人暮らしをしているみゆきの祖母。彼女はこの地に宝物があるから離れたくないというが、それがどんなものかは秘密なのだという。また、みゆきは昔から彼女に河童だの天狗だのの話を聞かされて育ったという。そんな風変わりな人物星空祖母が、中心になりそうでならない話。


ラストシーンから考えても山には明らかに常識を超えた超自然の代物があって、星空祖母はそれを知っていたのだろう。キャンディやウルフルンさえもを客の一人として済まそうとしていたのはその裏づけと思える。

とはいえ、その超自然現象が何だったのかは謎である。聞いた通りに所謂妖怪だったのかもしれないし、或いは祖母がプリキュアに類するような存在でそれに従う妖精（マスコット）たちだったのかもしれない。見る者次第でどうとでも解釈できるようになっている。たまにはこういう演出の話も良いものだ。


今回のバッドエンド王国はウルフルン。扱ったので山に涼みに行くという理由で出て行き、そこが偶々プリキュアたちが今いるところだった、と何から何まで適当な展開。星空祖母からバッドエナジーを奪おうとするも何故か通じず、バッドエナジーのメーターが全く増えないままスーパーアカンベェを出して戦うことに。

いや、バッドエナジーって虫からでも取れるはずだろ。それに星空祖母が一人暮らしをしている以外周囲には偶々ハイキングに来ていた人さえ全くいないというのも不自然な話だ。そんな感じで作品内整合性は無茶苦茶なのだが、ギャグとしてはかなり面白いほうだったのでよし。


次回。超自然現象が確実な話の直後で、お化けがどうのと言いますか。