大海原の小さな光

最後に残ったホロスコープス、ピスケスはいつぞやのハエ座の人の友人であった。なんか、全くの新顔にはしたくないけれど、レギュラーの中にいる、はジェミニで一度やってしまったし、みたいな感じが漂っている。

だが、それはいい。今回ピスケスはだしでにすぎず、中心は自分を守るためなら何でもやるリブラ校長と、それとは対照的に理事長の忠実な部下であることに何の迷いもないレオ、そして弦太朗を真っ向から否定する理事長、彼らレギュラーのホロスコープス三人だろう。


まぁ、それはともかく。今回のレオは話の都合で異様に馬鹿になってるな。アクエリアスの破片を発信機にして追ってきたって、それが出来るんならすぐにでも来れただろ。アクエリアスに変身した戦闘のあと一晩待ってたのは何故だ。読者、視聴者の驚きを狙って作品内整合性を無視するなど三流未満ですよ。

大体、アクエリアスに変身した戦闘自体が意味不明。別に不利な要素が無いのに、あそこで撤退する意味がまるで分からない。

極めつけは、追ってきたときに一度変身をといて名乗ること。校長や理事長が正体だと分かったからといってお前まで名乗る必然性は全く無いよね。なんか製作者が、ここまで弦太朗たちは常に敵の正体を知ってきたから何らかの形で教える必要がある、とでも考えてるみたいだ。でもそれは前提が間違い。確かスコーピオンの正体は知らなかったはず。


ピスケスの能力は、地面を水中のように動けることか。そこそこ厄介だな。まじめな敵だったら結構苦労させられたかもしれない。


理事長の野望がかなうと、日本は滅びるそうだ。微妙にスケールがせこいが、必ずや残った人類が進化し自分の後追いとなる、という理事長の一風変わった指導者意識を考えると、それぐらいがちょうど良いのかもしれない。