大海原の小さな光

ここまで私は何回か、ヴァルゴが不自然に変身し続けてたことで引っ張ってたわけだが、視聴者に対してその正体が自明となる描写が出た途端堂々と変身したり解いたりするようになって、大爆笑ですよ。読者、視聴者の認識と描写を同期させて、作品内の整合性を放棄するなど、三流未満の脚本です。あまりにもひど過ぎて、それが却って今までのどんな受け狙いのシーンよりも笑えましたよ。

あと、ヴァルゴは(これまた説明くさい台詞で)自分が歌星父を殺したのだと言っていた。えーと、そうなると理事長の「手にかけたというわけじゃない」は一週回って本当だったのか。あいつは私が殺した、とか言っといてその実態は死因の遠因を作っただけ、というのは物語によくあることだがそのパターンを自分からを言っておいて本当に殺しているという斬新な展開、だと思ったら本当に無実なのか。もう何がなにやら。


タウラス?ゴルフ勝負?わりとどうでもいい。こっちもこっちで口を開けば悪口雑言しか出てこなそうなぐらい無茶な展開だったし。ゴルフでタウラスが負けたのはメテオが何か細工したからとかそういう根拠が一切示されず唯実力で入れ損ねたっぽかったり、ルールに五月蝿いはずなのに自分でルールを反故にしたり、なんだそれって感じですよ。

まぁ、タウラスの魂を抜いて奴隷にする能力がライダーにも普通に効くのは良かった。こういう強力な能力をここぞというところで使わなかったり、無効にしたりせず、ちゃんと有効に活かすのは実に良い。


次回。タチバナさんがついに動くのか。