機動戦士ガンダムAGE 第29話「じいちゃんのガンダム」
アセム…。
いきなり死亡扱いかよ。扱いが理不尽過ぎますね。
次なる物語キオ編スタート。アセム編までの反省であろうか、キオが生まれた直後の頃という前フリを描く、丁寧な出だしです。と、思ったらいきなり時間が10数年変わって本題が始まりました。アセムは途中で死んだそうです。何だ、これ。無駄過ぎる前フリだな。なお、詳しい説明によると、アセムははっきり死が認められたわけではなく流れから死亡扱いになったそうなので普通の作品なら生きているところですが、なにぶんこの作品なので本当に死んでいる可能性も無視できない。
さて、本編。ヴェイガンの本格的地球侵略が始まったそうです。何で今までやらなかったのかはさておくとして。その最初にやることが、地球には実は既に大量のヴェイガン及びその機体が隠れていてそられが同時多発的に行動を起こすことでした。どうつっこんだらいいのか良く分からない展開だ。確かにアセム編の最後の方で、地球に逃げ込んでたけどさ。あんなのでどうやって機体をばれずに持ち込んだり作ったり出来るんだ。
アセム編最後で意味ありげにコールドスリープしたゼハートはさも当然のようにもう居るし。こうなってくると是非アセムとの因縁の物語の続きを見せてほしいものだ。というかそうでもしないとゼハートはガンダムを狙って戦場に出ては帰っていくだけ、というアセム編のデシルみたいな人になりかねない。まぁ、デシルは因縁の相手が生きててもああなったのだから甚だ不安ではあるが。
フリットは実はゲームのフリをしてキオに戦い方を教育していた。何からつっこめば良いのかよく分からない状況だが、それはさておき。キオが適当にやったら上手く動けて、フリットが実は今までやらせていたゲームが戦いの訓練になっていたと種明かしをするのは普通におかしい。フリットがゲームと同じなのでその調子でやれと言ったら、実際キオが上手く動けると言うのが筋ではないだろうか。
とはいえロボの描写自体は悪くないね。変形合体シーンなんか、物凄く適当な構造のオモチャをそのまま絵にしたようなフリットの換装、変形シーンがまともに描かれないアセムの変形とは豪い違いのロボットアニメのロマンに満ち溢れているシロモノである。
おまけ
リマスター版『機動戦士ガンダムSEED』 第18話「宿敵の牙」
町に散歩に行ったら、砂漠の虎に絡まれる話。或いは、何から何までおかしい迷言、迷シーンが登場する話である。
今回最大のトピックスはやはり、キラを屋敷に連れ込んだ虎の迷言「どうなったらこの戦争は終ると思う」及びそれに続く一連のシーンであろう。
そんなことは戦場を駆けずり回る一兵士の考えることではない。考えようとしたら戦争と言う状況全体の情報を掴まなければならない。そんなことなど現場の一兵士には出来ないし、仮に出来たところで一個人の力など高が知れている。出来ることといえば今状況を動かしているはずのトップの人間を褒めたり貶したりする程度だ。ハッキリ言って考えるだけ不毛だ。
戦争にはスポーツのような得点や時間制限は無いが、どうやって勝ち負けを決める?ばかばかしい。そもそも戦争の本質は勝ち負けではないだろ。戦争とはあくまで外交という名のコミュニケーションの手段であり、その目的は双方の落とし所を探ることだ。それは勝ち負けというのとは違う。ましてや相手の皆殺しとか本質とは程遠い。
主人公がこの程度の反駁も出来ず、そしてその結果虎の吹っかけた稚拙な言葉がいかにも未熟な主人公の成長を促す大人物の言葉みたいな調子になっている。お互いに物凄く幼稚なだけなのに、さも物語情重要なシーンのような扱いなのだ。こういうところがこの作品の見ていて不快なところだ。まさにこの作品を代表する迷シーン。
なお、上記のシーンがあまりにも印象的だが他にもおかしなところはあるね。「伏せろ」と言って人を庇いながらテーブルを横倒しにするのが間に合う程度の速度で飛んでくる飛び道具とか。
いきなり死亡扱いかよ。扱いが理不尽過ぎますね。
次なる物語キオ編スタート。アセム編までの反省であろうか、キオが生まれた直後の頃という前フリを描く、丁寧な出だしです。と、思ったらいきなり時間が10数年変わって本題が始まりました。アセムは途中で死んだそうです。何だ、これ。無駄過ぎる前フリだな。なお、詳しい説明によると、アセムははっきり死が認められたわけではなく流れから死亡扱いになったそうなので普通の作品なら生きているところですが、なにぶんこの作品なので本当に死んでいる可能性も無視できない。
さて、本編。ヴェイガンの本格的地球侵略が始まったそうです。何で今までやらなかったのかはさておくとして。その最初にやることが、地球には実は既に大量のヴェイガン及びその機体が隠れていてそられが同時多発的に行動を起こすことでした。どうつっこんだらいいのか良く分からない展開だ。確かにアセム編の最後の方で、地球に逃げ込んでたけどさ。あんなのでどうやって機体をばれずに持ち込んだり作ったり出来るんだ。
アセム編最後で意味ありげにコールドスリープしたゼハートはさも当然のようにもう居るし。こうなってくると是非アセムとの因縁の物語の続きを見せてほしいものだ。というかそうでもしないとゼハートはガンダムを狙って戦場に出ては帰っていくだけ、というアセム編のデシルみたいな人になりかねない。まぁ、デシルは因縁の相手が生きててもああなったのだから甚だ不安ではあるが。
フリットは実はゲームのフリをしてキオに戦い方を教育していた。何からつっこめば良いのかよく分からない状況だが、それはさておき。キオが適当にやったら上手く動けて、フリットが実は今までやらせていたゲームが戦いの訓練になっていたと種明かしをするのは普通におかしい。フリットがゲームと同じなのでその調子でやれと言ったら、実際キオが上手く動けると言うのが筋ではないだろうか。
とはいえロボの描写自体は悪くないね。変形合体シーンなんか、物凄く適当な構造のオモチャをそのまま絵にしたようなフリットの換装、変形シーンがまともに描かれないアセムの変形とは豪い違いのロボットアニメのロマンに満ち溢れているシロモノである。
おまけ
リマスター版『機動戦士ガンダムSEED』 第18話「宿敵の牙」
町に散歩に行ったら、砂漠の虎に絡まれる話。或いは、何から何までおかしい迷言、迷シーンが登場する話である。
今回最大のトピックスはやはり、キラを屋敷に連れ込んだ虎の迷言「どうなったらこの戦争は終ると思う」及びそれに続く一連のシーンであろう。
そんなことは戦場を駆けずり回る一兵士の考えることではない。考えようとしたら戦争と言う状況全体の情報を掴まなければならない。そんなことなど現場の一兵士には出来ないし、仮に出来たところで一個人の力など高が知れている。出来ることといえば今状況を動かしているはずのトップの人間を褒めたり貶したりする程度だ。ハッキリ言って考えるだけ不毛だ。
戦争にはスポーツのような得点や時間制限は無いが、どうやって勝ち負けを決める?ばかばかしい。そもそも戦争の本質は勝ち負けではないだろ。戦争とはあくまで外交という名のコミュニケーションの手段であり、その目的は双方の落とし所を探ることだ。それは勝ち負けというのとは違う。ましてや相手の皆殺しとか本質とは程遠い。
主人公がこの程度の反駁も出来ず、そしてその結果虎の吹っかけた稚拙な言葉がいかにも未熟な主人公の成長を促す大人物の言葉みたいな調子になっている。お互いに物凄く幼稚なだけなのに、さも物語情重要なシーンのような扱いなのだ。こういうところがこの作品の見ていて不快なところだ。まさにこの作品を代表する迷シーン。
なお、上記のシーンがあまりにも印象的だが他にもおかしなところはあるね。「伏せろ」と言って人を庇いながらテーブルを横倒しにするのが間に合う程度の速度で飛んでくる飛び道具とか。
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投稿者・鳴沢楓
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