大海原の小さな光

前回、些か強引だが停戦に持ち込んだ。それを受けて今後を考える会議を開いたり、踊ったり、一部の人が不満を溜めたり。そして新しい事件が起きる。本当に色々あった。ファムは比較的目立ってたけど、主人公らしいかと言われると怪しい。


会議は細かいつっこみどころが沢山ありそうだが、大体のことは置いておこう。たとえばファムが、皆仲良くしなくちゃグローリアアウグスタ、とか言って周りがそれに乗る辺りはかなりの無理筋です。しかしこれも、サドリが話に乗って纏めに入ったのが大きいのだとでも見ればギリギリ許せないことは無い。

やはりこの会議最大のつっこみどころは、サーラが「アウグスタの名の下に」戦いの終わりをのたまっただけそこまでの議題全てが有耶無耶になって会議自体も打ち切られてしまい、ルスキニアもヴァサントも当然のように何の処罰も無いことですね。この会議は何のために催されたんだろう。

ルスキニアたちを一方的に逆賊呼ばわりしたヴァサントこそがサーラの身をさらった逆賊だと改めて指摘したところや、このまま帰還民が増え続ければ食糧問題とかが大変なことになるという意識が戦いの背景にあるとハッキリ言ったところ、は中々面白そうだったんですけどね。その話題が大して掘り下げられず適当になってしまうところがやはりつっこみどころではある。


踊りは、まぁ、どうでもいい。ファムの出生に何かあるらしい、というネタぐらいだ。最初のほうから引っ張ってるネタではあるけど、正直、個人的にはあまり気にならない。


またしても身内、今度はリリアーナ、を失ったルスキニアは「またか。」と本当に悲しそうです。ここでルスキニアやリリアーナの考えはともかくとして、「またか。」というのは視聴者も全く同じ気持ちです。無論、警備がザルという点について。ファラフナーズ暗殺の際も警備がザルだったことが巷では話題になったものです。

ファラフナーズのときはまだ言い訳が出来た。ルスキニアたちの警護がそれだけ信用されていたとか、内通者が居たとか、最悪番組制作者が厳重な警備というものを考えてなかったとか。しかし今回の場合そういうネタが通じない。最初のほうで舞踏会場の警備が予想以上とか言ってて明らかに警備のことを考えている。


ルスキニアの被害者を代表するグラキエスの者がルスキニアを狙い、結果的にリリアーナが死ぬ。話の流れ自体は大して問題無い(描写に問題あるけど)。ただ、残り１ヶ月ぐらいどういう展開にしてどう終わらせたいのか、よく分からなくなってきた。