大海原の小さな光

態々教師なんて面倒な職業に就いているのだから、教師になりたい動機があったとかそういう風にキャラを掘り下げる展開になるのかと思いきや特に何も無し。本当にキックボクシングのついでぐらいの感覚で教師をやっている人らしい。全体的な展開は結構良く出来てたんだが、そこだけ引っかかる。

さて、全体的にはやはり、人が犬を噛めばニュースになる、パターンの話だったな。だが、ただフォーゼ/弦太朗が宇津木先生に説教じみたことを語ったというだけで終わらず、フォーゼの戦闘シーンで先生が絡んだり(ここはまだ普通)、最後に部活を始めるオチがついたり、と先生から弦太朗への教えも結構描かれる展開が良いです。


ペガサスの正体。宇津木先生はやはりミスリードで、真犯人は落研の部長。まぁ、その辺だろうなとは思ったけど、なんで強者を求めて襲い掛かるのかがよく分からなかった。単なる愉快犯かよ、そりゃ分からないわ。

そして、倒されたら突如としてかに座のホロスコープス、キャンサーになりました。ペガサスからかに、色んな意味で大幅に弱くなったようにしか見えない。単純に空想の生き物から現実に大量に居る生き物ってのがひどいが、星座としても地味だし、神話でも大した役じゃないし、聖闘士としての扱いもひどいし。いや、最後のはどうでも良いけど。

このままではあんまりなのでかに座(キャンサー)で良さそうなところを考えてみる。形がカニに見えることから癌をキャンサーという。死に至る不治の病の代名詞、癌。これならむしろすごく強そうじゃないか。

なんにしろ、本来狙っていたわけでは無い人間がホロスコープスになってしまったわけで。リブラ校長、これは赤っ恥ですね。