大海原の小さな光

大した内容のあるストーリーではないけれど、とにかくバスコとの決戦は見応えたっぷりであった。人間体で、変身した状態で、繰り広げられるマーベラスとバスコとの激戦。因縁がある組み合わせが決着をつける戦いに相応しい盛り上がり。


サリーが死んでマーベラスが生き残ってるのは、サリーが爆弾を腹に収めたからというのは設定を踏まえた良い言い訳だと思う。そしてその時残った、「お守り」と称して渡された爆弾の飾りが、最終的にマーベラスを助ける「お守り」と言うべきものになるという決着も見事。やってることは懐に入れておいたもので助かるってお約束だし、実際容易に読めるが、きれいに決まっているのは確か。

ただ、この「お守り」の話、バスコを裏切り者の末路みたいに言うのはおかしいと思うんだ。裏切ったのは明らかにサリーだろ。


今、唐突に明かされる事実その１。ナビィこそが宇宙最大のお宝への道を示す。本当に、大いなる力が集まりきってからもナビィが重要だったのか。今回の話でも大活躍、とは言わんが良い仕事してたし（やつがいなければゴーカイジャーはガレオンに帰れたかどうか）。今まで軽く見ていて申し訳無い。


今、唐突に明かされる事実その２。アカレッドは地球の人で集めたレンジャーキーは返すつもりだった。いわばアカレッドこそが最初から裏切っていた。バスコが反旗を翻した理由にはなっているが、何も言わずにマーベラスまで巻き込む理由にはなってないような気がするが。

とにかく、バスコが自らの意思で赤き海賊団を離れたのは事実のようだが、それ以前にはある程度仲間意識があったように思える。やはりライブマンの精神はマーベラスこそが学ぶべきだったと思わずにはいられない。


次回はインサーンとの決戦か。