大海原の小さな光

なんか、もう既にノイズがあと少しで倒されそうなぐらいの大ダメージを受けてるんですけど。無論、これがパイプオルガンを始めとする調べの館からの援護あってのものであり、音吉もクレッシェンドトーンも封じられた今同じことが出来るか疑わしいのは分かっている。それでも、最終回までまだ幾分余裕があるこの時点で大ダメージを与えられたことはノイズからラスボスとしての風格を奪っている。

こうなってしまったのも全てノイズに部下がいないからだ。ノイズに部下が殆どいないせいで、最終回近くにおいてヒーローが残った悪の組織の構成員を少しずつ減らしながらラスボスの元まで迫っていく、というお約束の展開が出来ずノイズ自身が戦う羽目になった。しかしヒーロー番組として、ヒーロー側を負け続けさせたり(『ドラゴンボールZ』のフリーザのように)勝負をグダグダにして引き伸ばすわけにもいかずヒーローに一定の戦果は残させたい。そんな話の都合が窺える。

グチグチ言うのはこの辺でやめるが、改めて言いたい。ノイズからはラスボスとしての風格を感じないし、そんなやつと戦っても大して盛り上がらない。


今回の勝負を水入りにしたのがファルセットの援護というのは中々良い。話の流れからキレイサッパリ忘れられていたと思いきや、意外と大きな役目があったわけだ。


さて次回、ファルセットの始末も兼ねて更なる変身をするようだな。


新番組の宣伝が始まったな。正直、興味の８割が新番組『スマイル』の方に持っていかれてるよ。さて、この『スマイル』、パッと見は『５』シリーズと同じく初期から５人であることに目がいく。しかしこの５人は本当に同種のものなのだろうか。

『５』は数多くの戦隊シリーズなどと同じく５人であることに作中の理由付けがあった気がするのだが、こちらはどうなのだろう。『ハートキャッチ』のように次々に数を集めたら偶々５人になっただけで５という数に意味は無い、という話もありうるのではないか。また、初めは５人だったがさらに数が増えてしかもその状態が完全版だと言い出すパターンもありうる（こちらは『フレッシュ』パターン）。実態が分からないのに安易な比較は危険である。

などと、そんなくだらないことを考えてしまった。