大海原の小さな光

さて、ようやくピーちゃんの存在が疑われた、と思ったらその正体はノイズだったようだ。そんなわけであるが、今まで誰も疑問を挟まなかったのに理由は全く無いようだ。彼らはただ素で気づいていなかっただけのようだ。

人間界とメイジャーランドとでは環境が全く違う。それに加えてアコは子ども、ハミィは天然、エレンはバカキャラ。故にこの三人がピーちゃんが普通の鳥ではないと考えないのまでは仕方あるまい。しかし、ノイズ封印の当事者で年長者の音吉まで今の今まで全く気付かなかったとは。さらに人間界の住人である響、奏にとってはどう見ても普通の生き物ではない。先ず、ツッコミを入れるべきだろ、何か一言でいいから。

先週の繰り返しになるが、ここまでピーちゃんに対してなんのつっこみも無いことが何か正当な理由が無いと納得できないレベルなのだが、結局何の理由も無かった。ただ登場人物が揃いも揃って途方も無くあほなだけだったようである。


また、ノイズが人の思いを利用すると言うのもピーちゃんが登場人物たちに知られていく様子が極めて不明瞭で、いつの間にか人々に馴染んでいる扱いなので、視聴者としてはどうも納得しがたい。“知り合いだと思ったら実は敵”はそこまでの積み上げが重要なのに。


まぁ、などとグダグダ言ったけれど今回のメイン要素であるアコの音吉との思い出についての話は良いと思いましたよ。音吉は意外と娘より婿に似てるのでは、などと私の母は言っていたね。

最近、アコが中心の話が多い。そしてそれにあわせて奏太が絡むことが増えている気がする。姉が独立したキャラを見せることは殆ど無くなっているのに。


ピーちゃん改めノイズ様によって音符は大量にマイナー側に渡っている。今回の戦闘で１こてに入れたものの焼け石に水という感は拭えない。さて、どうするか。と思ったら、なんだ、あの次回予告。


ところでピーちゃんがノイズ様ということで確定したように書いているが、私はまだオチがある可能性もほんの少しだけ考えている。たとえば、ピーちゃんはメフィストや劇場版のアフロディテと同じくノイズ様に利用されているだけで真のノイズ様は別の姿をしている、そしてピーちゃんも独立した個性を持つ、みたいな。