大海原の小さな光

一般人との交流を持つことや、ことに一人でではなく集団で当たることを知るといったミューズ/アコ中心のエピソード、敵側の組織体制が大幅な変更になる(ただしやってることは今まで通り)、真の黒幕ノイズとは何者かという設定説明、など盛りだくさんの内容。

一つ一つ楽なところから見ていこう。先ずは敵の変更。やはりファルセットだけが特別だったようで、自身はノイズに仕える部下というスタンスで他の二人を強引に従わせてパワーアップという名目でゲテモノに変えてしまった。とはいえ、こいつら外見が変わった以外何が変わったのかよく判らないし、ノイズ自身も動いていないので今のところ敵の頭数が減ったようにしか見えない。

続いて、ノイズについての設定説明。正直、何で今まで黙ってたんだと言わざるを得ない。ノイズが自分を甦らせるために人を操っていたこと、幸せのメロディが歌われずネガトーンがやたらに活動したことでノイズ復活が促されたこと。どれも初めから教えてくれれても別に損の無い話だろ。

音吉は明らかにプリキュアの正体とかも見透かしていたようなんだし。１００歩譲って他のは知らなかったとしてもミューズは知ってるべきだろ。１０００歩譲ってミューズも知らなかったとしてもアコに教えない理由は特に無いよね。もしアコがノイズのことを知っているのなら洗脳されていたころのメフィストに対する振る舞いがあまりに不自然。

クレッシェンドトーンがやたらに「自分でやれ」という意味の言葉で返すこととい、メイジャーランドには人に手を出さないという掟でもあるのか。

最後にミューズ/アコの話。ハロウィンで遊んだりして人と交流を持つことから最後の戦闘まで、ひたすらミューズ/アコが集団行動というか人との付き合いを分かるようになる話というのがテーマなのだろう。この点については特に言うことは無い。

アコ中心の話ということでは劇場版も同じだが方向性が大分違う。ところで劇場版は３６話と３７話との間の話という前宣伝であるが３６、３７話との描写の重複が幾つかあり直接間に入れると話の流れがかえって不自然になる。映画はパラレルと思ったほうが良いかも。


ミューズの技はいずれもこれが初披露であるが露骨に方向性が他の３人と違うな。若き日の音吉が似たようなものを使っていた、仮面時代の技は今後使うのだろうか。４人変身の映像は今回が初披露。スイートセッションアンサンブル(４人版)は劇場版が初披露。そしてED映像は何故か４人にならず。劇場版では使ったのに。


次回。え、新たなる始まり?まだ始まってなかったの。