大海原の小さな光

最終的にはとどめを刺されることなく音符を奪って逃げ去ったわけだが、そこに至るまでの展開が本当にひどい。いつも通り今出せる最強の攻撃（ヒーリングチェストからの技）を出したら、それまでそれなりに強そうだったネガトーンが簡単に倒れてそのままメフィストまで倒せそうだったが、ミューズが立ちはだかったため不発になった。

なんだこの「ミューズが邪魔しなかったら倒せていた」と言わんばかりの流れ。敵レギュラー(しかもトップ)との直接対決だというのに戦闘の内容に面白みが足りな過ぎる。

それなりに強そうだったネガトーンもなぁ。３個の音符から作られたわけだが、そもそも本作の音符はプリキュアシリーズには定番である悪の組織が怪人を作るため専用のアイテムではない。メイジャー、マイナー双方が街中を駆けずり回ってたまたま見つけるものである。メフィストの周りに３個もあったのも全くの偶然に過ぎない。メフィストだから音符を３個も使った強い怪人を作れるわけではないのだ。この辺でも少しすごみが足りない。


ところで、音符をことごとく奪われて大ピンチという今の状況、セイレーンが新たなプリキュアになったときの展開に少し似ているな。あの辺りで第一部完、今度ので第二部完って風にでもなりそうだ。第二部の中身がえらく薄い気がするけど。


今更のように再度出てきた「私は誰の味方でもない」との言葉。そしてプリキュアたちを助けたり、メフィストを庇ったり落ち着きの無い行動。どういう立場なのかはもうほぼ確信がもてた。素顔は分からないけど。

で、次回でもう仮面を取るのね。もうここまで来た以上は劇場版封切りまでミューズの素顔などについては語らないと思ってたんだが。いや『ハートキャッチ』のムーンライト復活もこれぐらいの時期だったし、妥当なタイミングなのか。