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ダンタリアンの書架 第8話「等価の書/連理の書」

短編集、再び。

今回は少し繋がってる連作短編。


等価の書

交換を繰り返しどんなものでも手に入れられるという幻書のお話。一見するとたいした実害もなく解決した事件のように見えるが、よく考えるとむしろ何の解決にもなっていない。絶対、等価の書を手に入れたコレクターが新たに事件を起こすだろ。こういうところが投げっぱなしだと言われるんだ、この主人公たち。

物々交換を繰り返すカミラを追ってあちこちたらい回しに去れるヒューイたちがなんか笑える。

ダリアンは本当に釣り易いなぁ。お菓子を見せただけで態度をあっさり変えるし、誘導に簡単に乗るし。


連理の書

この事件は焚書官だったらもっとキレイに解決できた気がしないでもない。少なくともアルマンが一回死ぬ必要はなかった

それにしても連理の書ってどうにも効果に不明瞭な部分の多い幻書である。読むという説明や描写がなかった気がするけど持っているだけで効果があるんだろうか。だとしたら書である意味が。連理の書を持っているものたちは必ず恋人になるのか、それともアルマンたちは偶々ウマが合っただけなのか。もし前者だとしたら呪いのアイテムだよな、これ。

なんと言うか、こう、全体的にすっきりしない話であった。


さすがにもう短編二本立ては無いよな。
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ダンタリアンの書架 第8話 「等価の書/連理の書」

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