仮面ライダーオーズ 第44話「全員集合と完全復活と君の欲」
これはひどい。
何がひどいってほとんど全てが。
オーズのシステムやメダルを使うことのリスクがころころ変わるこの作品。今回そこに新たな1ページが刻まれました。
コンボを使うと体に激しい負担がかかる。
→慣れた、とか言っていつの間にか無くなる。
→かつての王は大量のメダルを使って暴走した、という話を聞く。
→何故かコンボを使ってはいけない、という話として解釈される
→暴走するコンボはプトティラだけ。
→コンボは普通なら暴走するはずだが主人公は欲が無いので大丈夫だった(意味不明)。だが欲がないので紫のメダルが入り込んだ。
→問題のプトティラはいつの間にか完全に制御下に置いた。
→暴走させずに使えるのは、主人公が器が大きく同時にその器を一度涸らしているからである。入り込んだ紫のメダルを取り除くにはもう一度欲を持つことである。
改めて見るとすごいね。全く脈絡無く設定が二転三転している。かつてこれほどまでにしつこく整合性の無い設定変更を繰り返した作品があっただろうか。
大体、人が生きてるかどうかにやたらこだわる性格をしてることをここまでくどいほど描いている。のに自分の欲が無いとか、嘘吐け。
カザリが残るメダルを手に入れて完全体に。なったわけだが、その前オーズがぶん殴られ変身が解けてメダルをばら撒いたときにどこに居たんだよ、アンタ。その後ヒロイン気取りの変な人がメダルを拾ってアンクと言い争って、色々あってもう一度メダルをばら撒いてようやく登場って。いや、絶対すぐそばにいただろ、あなた。
そして、ようやく完全体登場。結果途方も無いガッカリ感。決して満たされぬ欲故に世界を食らう、とかでかいことを言っておきながらちょっとばかしケンカが強くなっただけ。何でこの程度のシロモノを終盤まで引っ張ったのかまるで理解できない。
例えば、だ。強くなるにしてもスケールの上がり方が半端ではなくて、1キロ四方が一瞬にしてぺんぺん草も生えない更地になるとか、何百メートルもある山が一撃で消えるとか、海の水が干上がるとか、そういうスケールなら何も言わない。そういうのを倒せばヒーローにも箔がつくというもの。直接そういうのを描かず、イメージ映像などでそういうのを見せて、こういう連中だから完全体には絶対にしてはいけないという展開もある。
前回までは完全体の寸止めを繰り返したのは上記のような手法なのだ、という言い訳が出来た。だが、今回ついに完全体になった挙句実際にやったことがあれ。文字通り今までに毛が生えた程度の強さ。そりゃぁねえよ。あ、プトティラ相手に戦えたから強いってのは無しですよ。その程度完全じゃない鳥のグリードだって出来たじゃないですか。
そしてこの戦いの最中、どんどんボロボロになっていくバースのスーツ。いつもならそのままノックアウトになったり、変身が解けたりする流れなのに。作者の都合で話は進む。
戦いでメダルを砕かれ這う這うの体で逃げ帰ったカザリがドクターに止めを刺されました。ヒーローとの戦いで傷ついたところを仲間からの裏切りで致命傷を負う、という王道というか定番の状況なのにまるっきりちっとも面白くありません。『鳥人戦隊ジェットマン』の帝王トランザみたいなのはさすがに比較の対象として間違っているにしても、『天装戦隊ゴセイジャー』でブレドランが10サイのロボゴーグを殺したときとか、『仮面ライダー555』の北崎がファイズらとの戦いに敗れた後そこまでいじめていた琢磨に逆に痛めつけられるところとか、に比べてもそれらの1%ほども面白くありません。消されたカザリが敵として脅威でもなければ面白い背景のある奴でもなかった辺りが問題でしょう。
それからドクターが怪人態を見せた。わけだが、うわ、ダサ。こんなダサいのがラスボス(候補)とか、嘘ですよね。私が嫌いなのはあくまで小林靖子という脚本家であって、文句はあくまでストーリー面から言ってきたつもりであるがそれでもこのデザインには一言言わざるを得ない。正直どういう面から見てもダメだ。
何がひどいってほとんど全てが。
オーズのシステムやメダルを使うことのリスクがころころ変わるこの作品。今回そこに新たな1ページが刻まれました。
コンボを使うと体に激しい負担がかかる。
→慣れた、とか言っていつの間にか無くなる。
→かつての王は大量のメダルを使って暴走した、という話を聞く。
→何故かコンボを使ってはいけない、という話として解釈される
→暴走するコンボはプトティラだけ。
→コンボは普通なら暴走するはずだが主人公は欲が無いので大丈夫だった(意味不明)。だが欲がないので紫のメダルが入り込んだ。
→問題のプトティラはいつの間にか完全に制御下に置いた。
→暴走させずに使えるのは、主人公が器が大きく同時にその器を一度涸らしているからである。入り込んだ紫のメダルを取り除くにはもう一度欲を持つことである。
改めて見るとすごいね。全く脈絡無く設定が二転三転している。かつてこれほどまでにしつこく整合性の無い設定変更を繰り返した作品があっただろうか。
大体、人が生きてるかどうかにやたらこだわる性格をしてることをここまでくどいほど描いている。のに自分の欲が無いとか、嘘吐け。
カザリが残るメダルを手に入れて完全体に。なったわけだが、その前オーズがぶん殴られ変身が解けてメダルをばら撒いたときにどこに居たんだよ、アンタ。その後ヒロイン気取りの変な人がメダルを拾ってアンクと言い争って、色々あってもう一度メダルをばら撒いてようやく登場って。いや、絶対すぐそばにいただろ、あなた。
そして、ようやく完全体登場。結果途方も無いガッカリ感。決して満たされぬ欲故に世界を食らう、とかでかいことを言っておきながらちょっとばかしケンカが強くなっただけ。何でこの程度のシロモノを終盤まで引っ張ったのかまるで理解できない。
例えば、だ。強くなるにしてもスケールの上がり方が半端ではなくて、1キロ四方が一瞬にしてぺんぺん草も生えない更地になるとか、何百メートルもある山が一撃で消えるとか、海の水が干上がるとか、そういうスケールなら何も言わない。そういうのを倒せばヒーローにも箔がつくというもの。直接そういうのを描かず、イメージ映像などでそういうのを見せて、こういう連中だから完全体には絶対にしてはいけないという展開もある。
前回までは完全体の寸止めを繰り返したのは上記のような手法なのだ、という言い訳が出来た。だが、今回ついに完全体になった挙句実際にやったことがあれ。文字通り今までに毛が生えた程度の強さ。そりゃぁねえよ。あ、プトティラ相手に戦えたから強いってのは無しですよ。その程度完全じゃない鳥のグリードだって出来たじゃないですか。
そしてこの戦いの最中、どんどんボロボロになっていくバースのスーツ。いつもならそのままノックアウトになったり、変身が解けたりする流れなのに。作者の都合で話は進む。
戦いでメダルを砕かれ這う這うの体で逃げ帰ったカザリがドクターに止めを刺されました。ヒーローとの戦いで傷ついたところを仲間からの裏切りで致命傷を負う、という王道というか定番の状況なのにまるっきりちっとも面白くありません。『鳥人戦隊ジェットマン』の帝王トランザみたいなのはさすがに比較の対象として間違っているにしても、『天装戦隊ゴセイジャー』でブレドランが10サイのロボゴーグを殺したときとか、『仮面ライダー555』の北崎がファイズらとの戦いに敗れた後そこまでいじめていた琢磨に逆に痛めつけられるところとか、に比べてもそれらの1%ほども面白くありません。消されたカザリが敵として脅威でもなければ面白い背景のある奴でもなかった辺りが問題でしょう。
それからドクターが怪人態を見せた。わけだが、うわ、ダサ。こんなダサいのがラスボス(候補)とか、嘘ですよね。私が嫌いなのはあくまで小林靖子という脚本家であって、文句はあくまでストーリー面から言ってきたつもりであるがそれでもこのデザインには一言言わざるを得ない。正直どういう面から見てもダメだ。
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