大海原の小さな光

響の父親にして会話に思わずドイツ語が混ざる男・北条団。そんな変な人が他にいるかと思ったら母の方はフランス語が混ざってました。いや、これはたぶん仕事の都合なんだろう。都合なんだろうと思いたいけれどしかし、この男にしてこの妻ありかとつい思ってしまった。


世界中の誰が敵であっても母だけは味方。それがテーマなのは分かりますが、それって別に母親から子に限ったものではないのでは。親友であれ、恋人であれ、共に戦う仲間であれ、この手の言葉は使えるのではないか。誰が敵あっても私だけはあなたの味方です、という言葉を共に戦う仲間でありそれ以前に親友である者に対して言えないというのか。いやまぁ、しょっちゅう下らんことで喧嘩になってる(なってた)響達が言っても説得力なんて微塵も無いのは確かだけど。


さておき、揚げ足取りはこの辺にしておこう。今回漸く、本当に漸く響自身の目標というか、夢というかが出来た。両親と一緒に舞台に立つピアニストという夢が。考えてみれば彼女は今まであまり目的意識が無かった。常に体を鍛え、運動系の部活の助っ人をやっているが正式な所属はないし、何かがやりたいわけでもない。子どもの頃はピアノをやっていたがやめてしまった。現在ピアノを始めたのはプリキュアとしての強化に役立つといわれたからで、その後も続けてはいるがそのことにさしたる理由は無かった。

そんな響がようやく目的意識を持った、というかピアノに打ち込む理由を見つけたのだ。彼女の物語はここから動き始める。多分。


今日も今日とてセイレーンは変身能力で嫌がらせを企む。今回は多少アレンジを加えてあるが、根っこのところが杜撰と言うか相手のマヌケさに頼っているのは相変わらず。これ、響たちが初めから変身していたらそもそも不発だろ。


次回予告が衝撃的。えっ、音符って人間には見えなかったの?確かにそう考えた方が整合があるような気がせんでも無いけど。でも初耳だよ、その設定。もうちょっと早く言えよ、そういうことは。