大海原の小さな光

何の話かといえば今回のヤミーの話ですよ。眠いという感覚は肉体が眠るという現象と直に結び付いており、肉体が眠らない眠気などというものはあり得ない。意識は眠りたいと思っているのに肉体はどうしても眠らない、ということがやりたいのであろうがそれならば眠りたいという意識だけがあって眠気が全く起こらない、とすべきである。眠いという感覚はあるのに眠れないというのは、右と左とを同時に向くというぐらいに矛盾している。

あと、ウニのとげは硬くも無ければ痛くも無いよ。毒性がある場合はあるが。


私が前回の記事で言った、勢力図を単純にしたいという番組制作上の都合をまさか作中人物が認めるとは思いませんでしたよ。では私も改めて今度は声を大にして言って構いませんよね。ウヴァは消えたがガメル、メズールが増えた分一歩進んで二歩下がってるよ。

作品外の人間(製作者、視聴者)から見れば単純な話、一人はいなくなったが二人が甦ったのだからむしろ数が増えている。残り時間もおしている(ちょうど１クール程度)から到底捌けるとは思えない。作中人物（カザリ一味）から見ればカザリを好ましく思っているとは到底思えないあの二人を引き込んでは足元をすくわれかねない。むしろ敵対者を増やしたも同然。いずれにせよ状況の変化ならウヴァだけ消せば良い話である。それが一番話が単純になる。


ここで問題です。今回のバース転職の件で一番おかしな部分はどこか。

答。ドクターのどこに１億もの金があるのか。
口約束だけで払う気などない?だとしても前金で５０００万と言って伊達が動いた上は５０００万は払ったはずですよね。それでも十分大金です。一研究職に過ぎないドクターに何故そんな金があるのか。ここまで散々金を手に入れる大変さを語っておいて、ドクターは１億ぐらいポンっと出せるぐらいの資産家とか言ったら怒りますよ。


そして相変わらず、以前主人公に「医者は自分が第一」だなんだと説教したはずの伊達がものの見事に自分を捨て置いていることに誰一人つっこまない。それどころか揃いも揃って感情論でしか喋れない辺り、この世界の人間は本当に頭の構造が杜撰なのだなぁと思わざるを得ない。