大海原の小さな光

理由不明に何故か起こらないプトティラの暴走が肩透かし。そりゃ確かに私だって飽きてますよ。だからといってあれの制御は何のドラマも説明台詞すらもなくやって良いところではあるまい。自在には使えないと散々引っ張った以上はなんらかの理由を語る義務がある。

簡単に裏切られて砕け散ったウヴァが肩透かし。最終局面に向けて敵の配置を一本化したいという物語制作上の要求なのだとしたらメズール、ガメルを甦らせる必要が無い。一歩進んで二歩退いている。ついでに言えばウヴァにまだ意識があるっぽいのも不要だ。

伊達の頭に銃弾が埋まっているというのが結局伊達の新しいキャラ付けにしかなっていないのが肩透かしだ。前々回までは何の問題も無く動いていたのに前回になって急に頭の不都合のせいで行動に問題が出るようになり、かと思ったら今週は何の問題も無く動いているという。

カザリ一味が何かもう肩透かし。メズール、ガメルを仲間に引き込めると思っていたようだが、いざ仲間にして後集まった第一声が「さて、これからどうしようか」何にも考えてなかったのかよ。

ユニコーンヤミーを倒しに行った辺りからヒロインやゲストが描かれておらず、どうなったのかが分からないのがひどく肩透かしだ。どうなったんだよ夢が壊されたこと。被害者やゲストの扱いが途中から雑になるのは今までも幾度かあったことだが今回は明白にレギュラーを被害者にし、そのことをいかにも重大事のように描いておきながらこの態度はあまりに問題。

アンクがあっさり刑事の体に戻ったのが大変に肩透かしだ。死にかけていなければ取り付けない、そして今刑事はアンクがいなくとも動けるようになりつつある。またアンクは鳥のグリードに接触されて以来どうも不調があるらしい。これだけの状況を揃えておきながら大したドラマも無く元の状態に戻るとは正気か。


えーと今週の良かったことといえば、タカが持つ眼の能力とかチーターの持つ俊足とか細かい能力が使われたことですかね。だが、結局それで戦いの決着を付けられない辺りはやはり肩透かしだ。