大海原の小さな光

先ず冒頭からして素晴らしく唐突である。ヒロインがファッションデザインなんて今まで一言も言ってないし、伏線も無い。それで優勝できた挙句、才能があるからと言ってスカウトが来るとかもう無茶苦茶。それほどの設定なら今までに僅かで良いから見せておいて欲しいものだ。ちょうどファッションつながりだし『ハートキャッチプリキュア』みたいに。

伊達の頭には銃弾が埋まっていて、生きているのが奇跡の状態だった。ハイハイ。百歩譲ってそこまでは認めるにしても今まで健康体同様の風で何事も無く動いていたのに、今回になって急に挙動が怪しくなるのはどういうわけか。これまた何の伏線も無いところ。

つまるところ伊達は自分の命が危険に晒されているにもかかわらず、本職の医者を続けるでもなく「一億稼ぐ」というわけの分からん動機でヤミーと戦っていた、とこういうわけだ。あなた以前偉そうに「医者は先ず自分の命」とか言ってましたよね。敵との戦いなんて現状(頭に弾丸)を悪くしかねない。どこが自分の命を優先しているんだ。見事に言っていることが噛み合っていないぞ。


ドクターのヤミーは人間を必要としないのではなく人間の代わりにものが必要なのか。一寸運面白いと思ったけど他の４(５)人との差別化という意外にほとんど意味を感じない設定だな。

今回のゲストはヤミーを出すための舞台装置って感じで今のところ居る意味がほとんど感じられない。ウヴァが目論む他のグリード復活、カザリの鳥のメダル収集、アンクの刑事からの分離及び刑事の蘇生、など他の目立つ部分とまるで絡んでいない。今挙げた部分同士はまぁまぁ上手く繋がっているだけになお不自然。