大海原の小さな光

相変わらず適当な人事でセイレーンが再びリーダーに。うん、やっぱりメフィストにとって部下なんてどうでも良いんだ。簡単に配置を変えられるコマ程度のものにすぎないんだ。

この人事について何が一番のツッコミどころかって言ったら、セイレーンを格下げしてバスドラをリーダーにしたのもメフィスト、セイレーンを洗脳してマイナーランドに引き戻したのもメフィスト、そんなセイレーンを再びリーダーに据えたのもメフィスト、と全部メフィスト一人でやっている点。すごい一人芝居だ。


まだまだ続くキュアミューズの正体探し。今回で実は男性で王子先輩、という可能性が否定された。他には作中人物が態々同い年ぐらいと言ったことで同年代が否定された気もするが、さすがにこれは考えすぎだという気もする。

さて、ここで正体を明かさないことについてミューズ側からの回答はフェアリートーン・ドドリー曰く「まだその時ではない」。うわ、出やがった。伝家の宝刀「後回し」。なんか正体は何者なのか、何故正体を明かさないのかについて製作者もまだ考えてない気がしてきたぞ。さすがにそんなことは無いと信じたいが。


それにしても本作の主人公は騙されやす過ぎやしないだろうか。前回はミエミエのわなにかかってセイレーンを仲間にする機会を失い、今回はあからさまに怪しい偽ミューズの話にあっさり乗る。

まぁ前回の場合は少々仕方がない。ネガトーン出現は本当なら大変だし、その場合二人揃っていないと変身できないのだから二人で行動する必要がある。だが今回はさすがにバカみたいに見える。


今回のミューズ対ミューズは、有害な嘘をべらべら並べ立てる偽者と教えてくれても良いことまで黙して語らない本物とで見事に正反対になっているんだな。正直どっちもどっちだと思うけど。結局どっちにしても本当のことは分からないんじゃないですか。