大海原の小さな光

与太はさておき、ここからどう話が進むのかはストーリーテラーの腕の見せ所である。当初は敵の一人として表れたセイレーンが、ここに来てひょっとしたら分かり合えるのではないかという印象を主人公側にはっきりと与えた。が直後によりいっそう敵対することに。このセイレーンの物語をどうするか。

セイレーンとハミィとは本当に仲がよかったのですね。ハミィがあの性格だからってっきりハミィが勝手に親友だと言ってるものなのだとばかり。ただいかにハミィの歌が優れていてそこに思うところがあっても、セイレーンがマイナーランドに属したのはイマイチピンとこない。まぁ、人の行動なんてそんなものだと言われればそれまでですけどね。


キュアミューズは何者なのか。東、西、セイレーンらの脱落までは想定内だがここまで長々と引っ張るのはさすがに想定外。犯人当てミステリー自体が最大のミスリード(既存の人物に正体などいない)もそろそろ本気で考慮に入れねばならんか。

ミューズがセイレーンではないというのはそれこそミエミエのミスリードだったわけだが、セイレーンの様子を見るにミューズとは全く接点が無さそうってのはちょっと意外。メロディ、リズムがハミィの見出したプリキュアであるように、ミューズはセイレーンが見出したプリキュアってのは大いに考えられたので。こういうところからも第３者説は十分にありえる。


ネコ型の生き物が大量に住まうメイジャーランド。その中で明らかにハミィが不自然なのは笑うところであろうか。