大海原の小さな光

作中人物が真っ先にその可能性を疑ってかかっていることがミスリードであるという何よりの証。特にスイーツ部の部長はまだともかく響の知り合いの方は態々「響が困ってたら助ける」という視聴者に“コイツがプリキュアになって響＝メロディを助けに来る伏線だな”と考えさせるに十分な台詞をここで蒸し返している辺りよりいっそうミスリードである可能性が高くなっている。

同様にしてバスドラが前回から散々怪しんでいるセイレーンもアウト。とまぁここまでは前回も書いたことだが。一見するとこれでミューズの候補は居なくなってしまったようだが、はたしてそうだろうか。

否、まだ残っている。時々出て来る小学生が怪しいと思う。セミレギュラーっぽいのに本名不明だし。体格の違い?変身すれば髪の量が増え、色が変わる世界で何を今更。

あるいはもっと根本的に、ここまで露骨にお約束のミスリードを使い犯人当てをしようとしていることそれ自体が最大のミスリードなのかもしれない。実はキュアミューズは既知の人物ではないのかもしれない。なぜか皆が自分の知人と似たような印象を抱いてしまっているというだけで。


ミューズという名の由来はやっぱり神でした。とはいえ作中で「音楽の神」としてこの名前に深くこだわろうとは少々意外な展開。別にミューズって音楽限定ではないんだけど。


「ドは既にドリーが居る」
↓
「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ。一人足りない。」
あの七人で完成していることを前提にした台詞を吐いておきながら高いドの存在を指摘されて一人足りないと言い出すとか。頭の構造が心配になる。