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終わりのセラフ 第22話「優とミカ」

その時が来た。

やはり、吸血鬼にはロマンが無いと。


今回は、原作漫画単行本第10巻の真ん中辺ぐらい。10巻収録エピソード全四個中二個目と三個目とに当たる。サブタイも二個目の方と同じ。個人的に、吸血鬼ものの醍醐味の一つと言えるところだと思っている部分であり、映像作品になるのなら是非見たいと思っていた。望みが叶って、私はとても満足だ。

私は、吸血鬼には特有のロマンを求めている。どういうものかというと、こうだ。人間から記憶や知性や倫理道徳、特定のものへの好悪などはそのままに、本能だけが切り替わり、人の血を求めるようになる。人であった頃の感覚は殆どそのままなのに、最も根本的ところでずれている、その齟齬が生み出す葛藤やら懊悩やら、そういったものだ。

そして、これにはもう一つの側面がある。そうして、自分の変化に惑い、吸血を躊躇っていた吸血鬼が初めて人の血を吸うとき。初めてことにあたる、というところに何とも言えぬ味わいがある、ことが多い。

百夜ミカエラはこの両側面において私を満たすものであった。血を求めつつ血を飲むまいとするが故の苦しみ、優ちゃん相手に初めて血を吸うときの態度、そのすべてが私を満たしてくれた。これほどまでに満足感を与えてくれる吸血鬼を、私は後何度見る機会があるだろうか。


ところで、原作では、ミカの瞳の色が変わっていることを指摘する優ちゃんの台詞がある。そんなことを言われても、漫画はモノクロなので良く分かりませんが。そんな風に思ったのも良い思い出だ。さておき。アニメでは色が違うのは自明なので、そのような台詞は無いわけだ。どころか、色が変わっていくところをリアルタイムに描くバカ丁寧さ。そういうの、嫌いじゃない。

あと、サブタイが上手いよね。これのミソは、パッと見にはそれぞれ優一郎、ミカエラと、正確に書いてもバランスは崩れないところである。本作のタイトルが先ずそうであり多くのサブタイもこれに倣っている、漢字、平仮名、片仮名が順番に出てくるというバランスは。にもかかわらず、このルールでどれだけ縮められるのかのチキンレースをするかのごとく縮めているのは相応の意味がある。つまり、彼らが子供の頃のようなやり取りをしていることを表す、というような意味が。


などと主役二人が仲睦まじくやっている頃、残された月鬼ノ組は鳴海隊の二人が死亡確認。この作品はモブに厳しい。こいつらは名前や経歴はあったが、出番が少なかったからな。そういうのにはやはり厳しい。吸血鬼の貴族たちで既に分かっていたことだ。


なお、終わりのセラフという極めて謎めいた言葉には、特に進展が無いようで、地味にある。かつて世界を滅ぼしたのは、それについての実験が失敗だったからだという点だ。まぁ、察しの付いてた人は多いだろうけどね。最初、これは新種のウィルスの仕業という説明だった。そうすることで受け手は何となく、現実現代とほぼ同じようだったがウィルスのせいで大きく変わった世界観、という印象を受ける。しかし、実際には吸血鬼の貴族階級が何百年も生き、呪術みたいな魔法めいた力がある世界だ。そもそも自然だの物理法則だのが現実とは大きく異なる。ならば、ウィルスというエクスキューズは必要ない。と考えれば世界の破滅はウィルスが本質ではないと思えた筈だ。

そして、そのような終わりのセラフについての実験を百夜孤児院、というよりそれを営んでいた百夜教から日本帝鬼軍が引き継いだ。これは純然たる新情報。


次回。このサブタイはアニメ版オリジナルだが、とてもセンスがある。
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テーマ : 終わりのセラフ
ジャンル : アニメ・コミック

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