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終物語 第9話「しのぶメイル其ノ參」

合同VS合身。

怪異のデザインが、個人的にとてもツボに嵌った。


前回の続きとなる怪異との戦いから始まって、長い話で終わる今回。前回も思ったが、やはりどうにも要領の悪い感はある。しかしながら、下手に描写を削った結果全体の大きな構造に欠陥が生じた『終(上)』みたいなのは御免被る。それならまだこちらの方がましである。


さて、今回ある意味一番の見どころは猿やら蟹やらの複合怪異。「左半分が猿で、右半分が蟹」というこの怪異の説明を原作で初めて読んだとき真っ先に思ったのが、『地球戦隊ファイブマン』の合身銀河闘士みたい、ということだった。合身銀河闘士とは『地球戦隊ファイブマン』の悪の組織である銀帝軍ゾーンが送り込む怪人の一種であり、基本的に二種類の生物及びその周辺のものを組み合わせたような怪人なのだが、その組み合わせ方が物凄く適当なのである。二種類の怪人を真ん中で縫い付けたような雑なデザインなのだ。その雑さが一周回って印象深い。

この怪異はこれに倣って、合身怪異と呼ぼう。大体イメージ通りの雑さで、個人的満足度高し。原作では

 これこそ活字ならではの怪物だった――つなぎ目がどうなっているのか、まったくわからない。
 実物を目の前にしても、虚像にしか思えない。
『終物語(中)』129頁

などと全く理解不能の存在のように書かれており、その意味では合身銀河闘士とは正反対である。しかし、今まで西尾維新の映像化を拒む文章を映像にし続けてきたアニメ版制作者もさすがにこれには屈したらしく中間をとてもやけくそな処理にしており、その雑さ故に合身銀河闘士っぽさが高まっている。原作の表現とはまるで違うが個人的にはツボに嵌る面白さだった。

その他、この合身怪異に関する幾つかの補足。最後まで見えていなかったが尻尾が蛇になっているというデザインであり、切られた後唐突に蛇が襲ってきたのは未だこれが残っていたからである。また、蟹の鋏は「重さなんてないがごとく」「異様に俊敏」とも、忍と戦った猿が雨を操ったという話を聞いた後に「重力の縛りから解き放たれているかのような動き」とも言われている。要するに、蛇の要素や重し蟹と似て非なる能力も持っていたということだ。

下手に描写を削った結果全体の大きな構造に欠陥が生じるよりは、長くやった方がまだましだと思ったが、長い割に描写が足りていないというか分かり難い。やはり要領が悪いだけなんじゃ。


後半の、臥煙先輩の話は、意図的にもったいぶっているというか未だ本題に入っていないところなので、意味が分からないなどと言ってはいけない。ただ、言ってることがくどいのは確かだ。ここに関してはもう少し省けよと言いたくなる。ただ一つ重要なのは、ここまでの怪異との遭遇は基本的に偶然ではなかった、ということ。今回の範囲はそこさえ押さえておけば良い。


おまけ。アニメ版用の厳密な時系列。

『傾』。夏休み最後の日に始まり、エピローグで二学期最初の日(始業式)になる。

『猫(白)』。『鬼』とはほぼ同時期に始まり、以降『終(中)』までの裏話。先ず、羽川家が燃える。羽川は学習塾跡で眠る。

『鬼』のエピローグ以外。『傾』の最後から直に続く。二学期最初の日から翌々日まで。また、エピローグは大分後。先ずは、冒頭から以下の箇所まで。くらやみから逃れようとして知らない山に入ってしまっていたことを教えられる。ペアリングが切れていることを知る。「しんぱいすれな」のメールを出す(以上、八月二十二日の夜明け頃)。

『猫(白)』。目を覚ました羽川が戦場ヶ原に保護されるところから、戦場ヶ原が羽川の料理に驚きその性格の欠陥を糾弾する辺りまで(八月二十二日から二十三日朝)。

『鬼』。八月二十三日、どうにか山中の村に辿りつく。臥煙先輩の要求を聴き、くらやみについての説明を受ける。八九寺が成仏。神原を呼び出すメールはこの時期に出したと考えられる。

『猫(白)』。羽川が神原と出会う。神原は阿良々木くんからメールを受け取ったという。その後、羽川は阿良々木家に泊まることになる。

『終(中)』。『鬼』本編の最後から続く。これまたエピローグ(及び冒頭)は大分後。その時点はネタバレなので今は言わない。先ずは、神原と合流してから、名前の読み方が分からない公園を目指すも道に迷うまで。

『猫(白)』。阿良々木家にて眠った羽川に代わりブラック羽川が現れる。忍と接触、学習塾跡が焼け落ちたのを確認。

(ここに忍が説明した、猫との共闘の話があったのだと考えられる)

『終(中)』。ようやくたどり着いた公園で忍と合流。怪異を倒した後、北白蛇神社へ。←今ここ

『猫(白)』。朝、羽川が目を覚ます。章番号が大胆に飛んでいる。以下、最後まで。

『終(上)』。扇との初対面。複数のエピソードからなり、作中でも数日経っているが、間に別のエピソードは絡まないので細かいことは割愛。

(千石が神になる)。該当エピソードはオチの性質上、どこからどこまで本当にあったことなのか不明なので、確実に言えることのみを記す。

『鬼』のエピローグ。扇がいる、八九寺との別れは四か月前だと語られている、以上の点からこの位置。

『恋』。千石の問題が解決。

『憑物』。
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テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

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