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終物語 第4話「そだちロスト其ノ壹」

忍野扇は忍野扇だった。

至高の名文。これほどの肩透かしを味わわせてくれるものはそうは無い。


そもそも、ファイナルシーズンは『恋』巻末で初めてその存在が告知されたのだが、この時点では『憑物』『終』『続・終』という三つのタイトルだけであった。収録内容もそれぞれ『よつぎドール』『おうぎダーク』『こよみブック』と記されている。確かに『恋』はラストとしてはあまりに消化不良なので続きがあるのはむしろ当然、そしてそれは三冊もあれば十分語りつくせるだろう、そう思われた。

だが、一番手『憑物』が出てからしばらく経って衝撃的事態が起こる。なんと『暦物語』なる新手の一冊が何の伏線も無く唐突に現れたのである。これも中々衝撃的内容であったが、これが出てから更にしばらく経った頃またしても驚くべき事態。何故か『物語』シリーズとは特に関係無い漫画雑誌に『終』の一部が載ったのである。その時原作者は、『終』は長くなり過ぎたので分冊にした、という意味のコメントをした。その後、『終(中)』が増えてから『終(下)』が出た。『終(中)』こそ一冊一エピソードのタイプであったが『終(下)』は『終(上)』同様連作中編というか細かくタイトルを分けていくタイプであった。その一番最後が『おうぎダーク』であった。

最初の告知の時点では発売の時期も正確になっていない。ファイナルシーズンのこれら度重なるタイトルの増加や変更、発売時期の曖昧さなど言った特徴は、最初から全て発表され事実その通りになったセカンドシーズンとは実際対照的。私個人としては、ファイナルシーズンの方が安定して面白かったので、好きです。

さておき。『終』、というより扇の正体解明はかように途轍もなく時間が掛かった。分冊になったと言ってタイトルが変わり、読み終わっても初対面の頃のことが分かっただけでめぼしい新情報は無し。むしろ謎が増える。極めつけはこの一節である。

忍野扇は忍野扇だった――めでたしめでたし。
(『終物語(上)』260頁。)

直前で「忍野扇の話題に、それでは改めて戻ろう」と書いておきながらこの仕打ち。そして、以降本文中で主体的に扇の正体に迫るような件は一切無い。この流れ、初めて読んだ時の衝撃は忘れ難いものがある。


アニメ版の今回の範囲内の話。正直な話、先に述べた無意味極まりないトートロジー及び国語の問題が出てきたことがかなり嬉しい。あの、それ自体全く無意味な上、本編中でそれ以外の有意義な説明をすることも一切無いという二重に無意味なトートロジーに皆衝撃を受けてほしい。国語の問題の答えは、本文中には無い。全ての真実を知った後なら、なんとなくこういうことかなぁ、という方針が立たないではないが。その在り方は『終(上)』全体の構造に似ていなくもない。

あとは、そうですね。扇が絡んだ途端会話が明らかに不自然になる、その不気味さが良く出ていました。何らかの超能力によって認識や思考を操っているのだとしか思えない。読者、視聴者に対してそういう不条理の存在をもはや偽る気もない。


正直、まだ本題にすら入っていないのであまり言うことが無かった。私にとってこのエピソードは、最後の最後が一番言いたいところです。
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テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

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