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終物語 第3話「そだちリドル其ノ貳」

残された謎。

皆さん、冷静に考えていただきたい。


というわけで『終(上)』第二のエピソード『そだちリドル』解決編。惚れ惚れするような良いミステリーであった。あれこれ言ったが、前回の時点で必要最低限の伏線はしっかり張られていたのである。老倉は何故か“廃屋”を待ち合わせ場所にした、“廃屋”は当時から同じように荒れていた、阿良々木くんの両親は警察官である。話に必須の情報はほぼ揃っていた。けれど、これらを上手く繋ぎ合わせて状況を推測出来た人はまずいまい。そして、現れる真実は意外ではあるが、納得も出来る。意外性と納得性との両立、これこそミステリーだ。ミステリー以外の何物でもない。

細かいことを言い出せば、そりゃ幾らでも言える。けれど、それを言うことに意味は無い。原作とは多少描写の変更や割愛があろうとも、このエピソードのミステリー性は申し分なく表されていた。良い映像化であったと言っておくべきであろう。ただ、両親の職業を秘密にしていたという描写が薄くなってしまったのだけはやはり気になったなぁ。そこをハッキリさせたら、最後に羽川に指摘されるまでもなくバレバレにならないかって? 良いんだよ、そこはバレバレで。むしろ、どれほどの秘密なのか曖昧なのに最後でさも当然のように極秘情報として扱われる現状の方が、話が分かり難いよ。

あと、バレバレと言えば、数学の妖精の正体も。阿良々木くんが何故か不自然にもったいぶってるだけで読者、視聴者は最初からそういう目線で見ている、そういうシーンだと思うの。だから、この点が見え透いていたからとか言って偉ぶってはいけませんよ。


さておき。とまぁ、示された謎は解きつつ新たなる謎で次に続きもする、良いエピソードである。だが皆さん、冷静になって頂きたい。まだ一つ明らかに不自然な点が残っている。手紙はどこから湧いてきたのか、ということだ。中学生の時の、いわばオリジナルの手紙は老倉が出した。これは明らかだ。だが、エピソードの最初、阿良々木くんたちがかつて自分の使っていた下駄箱を調べた時に出てきた手紙。中学生の時に受け取ったのとまるで同じことが記されていたという手紙。これは一体何であろうか。

そもそも彼らは老倉の、「中学一年生のときの下駄箱の中身を」を覚えているか、という発言からそこを調べに行くことになったという。冷静に考えてこれほどおかしな話は無い。問題は、中学一年のとき何があったのか、なのだから今更そこを調べて意味があるとは考え難い。そこに至る前での経緯も極めて曖昧で、扇の干渉で無理矢理そういうことにされた感がある。

そういうことを一切無視したとしても、この手紙が阿良々木くんの手にわたると言いうことがまたおかしい。この下駄箱には現在の使用者がいる筈。仕込もうにも先にその人に出くわす可能性の方がはるかに大きい。というより、発端がおかしくて普通なら現在の学校を調べるなどとはならない流れの上、仮になったとしてもそれがいつなのかは分からないんだから。こんな仕込み成り立つ筈がない。

更に、この手紙はかつて阿良々木くんが受け取ったものと同じことが書かれているのだ。そうであるためには当時の関係者がかかわっていなければならないが、老倉がこんな巧妙に人を踊らせる計画を立てる黒幕らしさを持っているのなら、彼女は現在のようなポジションに甘んじてはいない。こういう面でも、またおかしな話だ。

かように十重二十重に不可能なのである、この手紙は。と同時に情報を纏めれば、この不可能性に対する答えはほぼ自動的に分かる。扇の能力だ。『おうぎフォーミュラ』でかつての教室の状況を再現したのと同様、ここでは手紙を再現したのだ。『おうぎフォーミュラ』では、周囲に見える風景まで用意するというかなり大胆な真似をしたわけだが、今回はたった三通の手紙というスケールの小さなもの。その落差も目を曇らせる。だが、そうとしか思えない、筈だ。

ただ、阿良々木くんの過去を再現し、追体験させるというこれら一連の行動は、今まで(時系列上は今後だが)扇が黒幕としてやってきたことはどこか違う。奴は結局何が出来て、何をやろうとしているのか。そういうことを考えると良い。
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テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

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