大海原の小さな光

シャムールが、実は例の道具とは関係無く単独で外に出られるとか、語学に堪能だからという理由で動物とコミュニケーションをとれるとか、次々に妙な秘密が明かされた。まさか、今更こんな話があろうとは。特に語学はひどい。猫みたいな妖精だから野生の猫とも話せるというのでは駄目なのか、と思ったけど別にパフやアロマがそれぞれ犬や鳥と話しているような様子はない。そう考えると妥当、なのか。

元ロックに教育を施そうとするのみならず、シャットにまで講釈を垂れ始めた挙句シャットが実際満たされて帰って行くに至ったのはキャラが徹底していて良かった。これこそ、戦わずして勝つというか、場を収めるというか、そういうノリで大物感がある。まぁ、『プリキュア』シリーズの幹部は戦わずに帰ることが殆どなのが、それは措いといて。力押しでなしに場を切り抜けられるのは実際すごいと思うのだ。


今回一つだけ残念に思うのは、元ロックの扱いについて。前回と逆で良いというか、そっちの方が自然ではないだろうか。前回もロックが妖精だったことを説明した筈なのに、今回もロックが妖精だったことを説明する。情報量は今回の方が多く、全体的に初めてやったような会話で、とても前回を踏まえた展開には見えない。この不整合さえなければ特に言うことは無かったんだが。


最後にカナタと関係ありそうなものを手に入れた、というところでヒキ。やけくそみたいな展開だな。しかも、次回予告は特に関係無さそうな話題なのがまた。どういう展開なんだ、これは。