大海原の小さな光

というわけで、思った通りロックとの決戦ムードでロックが負けました。勝手に「私は○○（目上の人）を超えた」みたいなセリフを言ってしまった辺りで既に相当駄目な流れになっていたが更に、巨大な怪物に変身するという暴挙。昔から巨大になったら負け、と相場は決まっている。一体、何が彼をそうさせるのかと思うほどの素晴らしい負ける流れの作り方であった。

そして、一片の躊躇いも感じさせないプリキュアたちの新必殺技によってロックは敗れた。素晴らしい爆発四散であった。と思ったが、戦闘後になんかもとの人が残ったみたいな描かれ方になっている。今の流れで死んでないのか。少し残念だな。これが、単純に倒して切れておらずロックは傷を治して再び戦う気であるというのならどうやれば倒しきれるのか疑問になるし、ゼツボーグのように別物になっていたものが元の存在に戻ったというのならクローズが無駄死にになるし。

話は前後するけど、城のゼツボーグは、城そのものがゼツボーグだからとあらゆるものが襲い掛かってくるというスケール感もさることながら、奪ったキーを檻に閉ざして使っており、その檻を前回手に入れた先代のキーで開けるという解決の流れが良かった。初めてではなかろうか、ゼツボーグにはその素体の夢を閉じ込めている檻があるってのが話に密接に絡んだの。

最終的には、城がプリキュアの必殺技用の新アイテムになるという更なる驚きの展開。これは全くの予想外だった。でも、結局のところゼツボーグがプリキュアの道具になっただけで、城が無くなったのは同じですよね。ホープキングダムの城とは一体。


次回。おぉ、敵がすごくしょぼくなりそうだと思ったが、そうやって続けるのか。あと、それはそれとして、“新たな”なのか“新たなる”なのか表現の統一をしてください。